鹿島神宮駅〜カシマサッカースタジアムを歩く
暖かい春の陽気に誘われて、鹿島神宮駅からカシマスタジアムまで歩いてみた。
スタート
スタート地点は鹿島神宮駅。2020年6月に駅前広場のリニューアル工事を終え、観光案内所の場所が変わったり、トイレが新しくなったりしている。
参道
鹿島神宮駅から鹿島神宮に行く参道で、最初に待ち受けるはやや急な坂道。頑張って上るべし。
坂を上りきったこの信号を左に曲がると鹿島神宮だが、右手に曲がると鹿嶋市商工会館がある。タイトルを獲った年の翌シーズンの必勝祈願にあわせて、優勝報告会が行われるところだ。すでに前回の報告会から時が経ち、やや記憶が薄れ気味なので、ぜひともコンスタントに、毎年、優勝報告をやってほしい。
参道にはスタジアムグルメでお馴染みのエミールさんや、ホームタウンガイドにも載っている甘太郎さん、樹林さん、鈴章さんがある。鹿島神宮の方向とは反対になるが、丸三老舗さんも同じ通りだ。
Jリーグのクラブのあるどこの街に行っても駅前や大通りの電信柱などにはエンブレムのバナーがかかっているのを目にするが、鹿島のそれは高いところ過ぎて、見落としていた。
鹿島神宮
参道つきあたりに大鳥居が見える。鹿島神宮だ。いつも記念撮影をする家族やグループで賑わっている。
大鳥居をくぐると、目の前には楼門。この楼門は、福岡県の筥崎宮と熊本県の阿蘇神社にならび、日本三大楼門の一つに数えられる。
一般的に、神社は鳥居の正面に拝殿本殿があるが、鹿島神宮は楼門を背にして右手に(北を向いて)ある。
拝殿の反対側が授与所、祈祷殿。御守や御朱印はここだ。
楼門を背に、そのまままっすぐ進むと、空に向かって高く背を伸ばした木々が覆う奥参道に。途中には愛くるしい瞳の鹿が遊ぶ鹿園がある。
静かな森をさらに進むと、奥宮が。
スタジアムへは、奥宮の脇の道を進む。案内では要石方向だ。
ちなみに、御手洗池も鹿島神宮の見所の一つであり、隣に茶店もあるので、一息つきたいときは寄ってみるのもいいだろう。なかなかに急な下り道(当然帰りは上り道)が待っているが…。
間違えるとしたら、ここかもしれない。この先、道は4つに分かれる。右へ進むと来た方向へ、正面に行くと要石へ、左の2つは鹿島バイパスへ出る。このうちの左の左、つまりヘアピンカーブ状に一番左を進むとスタジアムには近い。どの道を進んでも、雰囲気はさほど変わらないのだから落とし穴だ。
鹿島バイパス
一番左の道をまっすぐ進むと、国道124号線が見えてくる。
森を左手に道なりに進むと、大きな交差点にぶつかる。目の前に通っているのが国道51号線。試合後に渋滞でなかなか進まないあの道路といえば分かりやすいだろう。
(スタジアムまでは51号にぶつかる一つ手前の信号を曲がると若干近道だが、51号に沿って行くこととする)
ここでは、この交差点の対角に行けばよい。51号を渡って鹿島ハイツスポーツプラザの看板がある角に行けば、あとは簡単だ。
この先、駐車場越しだったり、空き地越しだったり、スタジアムの姿が見え隠れする。どんどん大きく、どんどん近づいて見えてくるスタジアムに気持ちは高揚していくことだろう。
神向寺の交差点を越えると、スタジアムはすぐそこだ。
ゴール
ホーム、カシマスタジアムへ到着。
のんびり歩いて約60分。地図アプリで調べたら約4キロと出て「そんなにもあるのか」とビックリしたが、日頃の運動不足解消にもちょうどいいだろう。天気が良い日はおすすめだ。