佐原の町並みを歩く
試合前日、電車の時間を確認していると、さまざまな条件が重なって、乗り換え駅の佐原駅で1時間くらいの待ち時間ができてしまった。せっかくなので、佐原の街を歩いてみることにした。
佐原の町並みは、千葉県香取市佐原(旧下総国)の市街地にある歴史的建造物がは残る町並みである。商家町として栄え、古くから”北総の小江戸”、”水郷の町”と称された。1996年に関東地方で初めて重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。2009年には平成百景、2018年には佐倉市(城下町)・成田市(門前町)・銚子市(港町)とともに日本遺産に認定された。
Wikipediaより
駅前
佐原の街の玄関口は、町並みから出てきたかのような瓦屋根に格子の外観。駅前ロータリーには、歴史の時間に誰もが習ったであろう伊能忠敬の像が出迎えてくれる。
町並み
佐原の古い町並みは、小野川にかかる忠敬橋のあたりを中心に、小野川沿いに広がっている。
駅からまっすぐ進んだところに観光案内所もある。じっくり観光するなら、アドバイスを求めてみるのもいいだろう。レンタサイクルもある。
佐原駅から忠敬橋までは徒歩約15分。住宅地、商店街を進むにつれ、だんだんと歴史を感じさせる古い作りの建物が姿を見せる。
忠敬橋
小野川
まるでタイムスリップしたかのような景色だ。今も商売を続けているお店もあれば、カフェ、レストランや宿泊施設などとして使われている建物もある。
小堀屋本店
正文堂書店
中村屋商店
植田屋荒物店
中村屋乾物店
正上醤油店
佐原三菱館(工事中だった)
当時の人々の暮らしに思いを馳せるのも楽しいだろう。
伊能忠敬旧宅
忠敬橋から小野川沿いを歩いて少ししたところに伊能忠敬の旧邸宅がある。正面だけでなく店舗や炊事場など内部を見学することができる。なんと無料だ。伊能忠敬が佐原に暮らしたころは事業家として名が知られ、日本地図を作成したのは隠居後だそうだ。
近くには伊能忠敬記念館もあり、地図、文書、器具など国宝に指定されている伊能忠敬関係資料を見ることができるようだ。
お土産
忠敬橋へ行くまでの途中にある柏屋もなか店は、佐原で90年近く続いている最中の専門店らしい。
500円玉くらいの大きさのかわいい一口もなかが人気のようだ。黒砂糖あん、つぶしあん、ゆずあんの3種類があった。スタジアムでのおやつにもちょうどいい。
今回は約1時間の滞在で駆け足になってしまったが、ほかにも見どころはたくさんありそうだ。また改めて、じっくり見てみたい。