【観劇】RED on Desert by 劇団Z・A
劇団Z・Aのお芝居を観るときは子供に戻れる。「演劇ってスゲェ…」ってキラキラしながら舞台を観てたあの頃を思い出させてくれる。演劇人になってから忘れそうになっていたあの感覚にビリビリした。黒いZ・Aも、私達の期待を裏切らない、素晴らしいエンタメだった。
エンタメをエンタメとして楽しませて貰うためには、世界観の説得力が必要になると思う。それは舞台装置かもしれないし、衣装かもしれない、役者の演技力かも。今回の作品はZ・Aの本気を見た気がした。衣装、本当に素晴らしかった。舞台装置も簡易でありながらセンスが良くて、会場入りからどきどきした。
でもやっぱり感動したのは、粥川さんの演技力だったな。無駄のないキャラクタライズでありながら繊細な心理描写まで演じる、素晴らしい役者さんだった。
他の出演者さんたちも素晴らしかった。名前は割愛させてもらうのだけれど、アクションにしてもコメディにしてもラブロマンスにしても、こんなにマルチに演じられる役者さんがこんなにも沢山居るのだと驚いた。
Z・Aさん、やっぱりあんたスゲェよ。。
楽しかったなぁ。きっと演者たちも楽しかっただろうなぁ。
ドキドキして、ハラハラして
悔しくて、悲しくて、切なくて
それでも、いや、だからこそ
「わたしも強く生きていこう」と
明日にワクワクさせてくれる
素晴らしい演劇でした。