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演劇人とは何か。ワークショップとは何か。

 演劇人とは何か。

 私なんかが語っていいのかとも思ったけれど、演劇人と名乗るのならば、語らずしてどうすると思った。表現者たる者、アウトプットを恐れてはならぬ。未熟でも今辿りついた頂点は間違いないのだし、次の山を目指すための通過報告は何もおかしいことではないだろう。

 っていうか、私は私なりにここまできたよー!とお世話になってる演劇人の皆様には報告したいし、出来ればアドバイスも欲しいし、あわよくば褒めてもらいたいし、欲を言えば一緒にお仕事したい。私は素直な馬鹿でいたいし、身の程知らずでも、思いっきり格好つけたい。

 昔、どこかのワークショップに参加したときに、演劇を始めたきっかけを聞かれて『ごっこ遊びが好きだから』と言ったらとても批難されたことがある。まさかそんな風に言われると思っておらず泣いちゃったのだけれど、今思っても納得いかない。

 でも、そのワークショップに参加できてよかったと思う。当時、私が間違ってたのか、周りが間違っていたのはかは分からないけれど、少なくとも違う価値観の演劇人が出会えて交流できたのだ。もっと沢山意見交換ができたらもっと良かっただろうな。

 ワークショップはセミナーじゃない。一方的に教えるものじゃなくて、一つの課題に皆で取り組むものだ。そりゃ、ファシリテーターといった進行者の能力は高いほうが良いかもしれないが、それが全てじゃないだろう。

 演劇人とは何か。
 それは『演劇』を語れる人。
 ワークショップとは何か。
 それは小さな社会。
 
 正解なんてないじゃないか。

 


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