都道府県別の離婚率と婚姻率をTableauで可視化してみた。
BIツールであるTableauを勉強中です。
このTableauを利用して、ゆくゆくは社内の人事データを可視化する計画をしております。
統計センターでは、国で調査を行った結果が公表されています。
SSDSE(教育用標準データセット)なるものがあり、色んな生データをダウンロードできます。
データを加工したり、楽しい!
少し昔のデータになりますが、試しに離婚率と婚姻率を可視化してみました。
準備
離婚率は、離婚件数÷その都道府県の人口
婚姻率は、婚姻件数÷その都道府県の人口
で計算してみます。
あとで動かしやすいように、まずはパラメーターを作ります。
文字列が、「離婚率」「婚姻率」を選択した時に、それぞれが表示されるようにします。
次に、計算フィールド。
残念ながら離婚・婚姻件数は2021年で人口は2022年しかなかったので、一旦これで作成します。
グラフが完成!
では、離婚率から。
パラメーターを作成しているので、右の「選択」で選択すると、自動でグラフが変わります。
沖縄、宮崎、北海道が高いようですね。
特に沖縄がダントツですね・・・。
次に、婚姻率。
婚姻率は、東京、沖縄、愛知が上位。
この選択個所を選択すると、グラフも変わるのがすごい!
沖縄の離婚率が高い理由は?
データを確認したら、気になるのがその理由ですよね。
GPTさんに聞いただけですが、ある程度は納得です。
沖縄の離婚率が高い理由は、複数の社会的、経済的、文化的な要因が絡んでいるようです。
経済的要因: 沖縄は低所得で失業率が高い地域です。多くの人が第三次産業(観光業など)に依存しており、収入が安定しないことが多いです。この経済的な不安定さが、夫婦間のストレスを増大させ、離婚に繋がるケースが多い。
若年結婚とできちゃった婚: 沖縄では若年での結婚や「できちゃった婚」が多い傾向があります。若い年齢で結婚することで、成熟した判断ができずに問題が生じやすく、また予定外の妊娠が結婚の理由となることで、結婚生活が計画的でない場合が多いようです。
文化的背景: 沖縄では「ゆいまーる」という助け合いの精神が強く、離婚後も親や親戚のサポートを得やすい環境にあります。これにより、離婚の際の心理的ハードルが低くなっている可能性があります。また、沖縄の人々は比較的に物事を深く考えずに行動する傾向があるため、離婚を決断しやすいとも言われています。
これらの要因が複合的に影響し、沖縄の離婚率が全国でも高い状態を保っていると考えられます。
東京の婚姻率が高い理由は?
なんとなく想像はできますが、念のため。
経済的な安定と雇用機会の多さ:
東京は日本の経済の中心であり、雇用機会が豊富です。多くの人々が安定した収入を得やすい環境にあるため、結婚に対する経済的不安が比較的少ないとされています。特に、女性の社会進出が進んでおり、収入が安定している女性も多いため、結婚に踏み切りやすい環境があります。都市の魅力:
東京は多様な文化、娯楽、教育、医療サービスが集中しており、若者にとって魅力的な生活環境を提供しています。このため、若者が集まりやすく、出会いの機会も多いため、結婚率が高くなる傾向があります。ライフスタイルの多様化:
現代の東京では、結婚に対する価値観が多様化しており、結婚が幸福の一つの形として受け入れられています。多くの人々が自分のライフスタイルに合った結婚を選ぶことができるため、結婚の選択肢が広がっています。社会的ネットワークの充実:
東京は出会いの場や結婚相談所などの社会的ネットワークが充実しており、結婚をサポートするインフラが整っています。これにより、結婚に至るプロセスがスムーズに進むことが多いです。
これらの要因が相互に作用し、東京の婚姻率が高くなる結果を生んでいます。
感想
そのままのデータを用いるのではなく、やはり計算フィールドで自分なりに計算式を作成する必要があるようです。
なので、どんな指標を確認したいのか?から考えることになりますね。
最新の生データが欲しいところです!
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