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Conor McGregor: Notoriousを見て感想

2017年公開。
アイルランド出身、MMAファイター「コナーマクレガー」がUFCスターになるまでの半生と、スターとして苦悩を描いた作品。

強欲

作品を見て最初に抱いた感想は、彼はすごく欲深くて、ハングリーであること。
この感想は作品を見る前までのマクレガーに対する僕の印象とそこまで違いはなく、UFCにそこまで詳しくない僕でも彼がアスリートの中でとんでもなくお金を稼いでいることや、度々対戦相手に挑発的な態度を取り会見を賑わせていたことは知っていた。
お金に対しての執着が強いと感じた。「カネが手に入れば名声はいらない」と作品の中でも言っていたくらい 笑
なので「思ってた通りそのまんまやな」といった感じ。
ただ彼があるシーンで語っていた自身の欲についての考え方がめちゃクールだなと思った。

「人はよく物じゃなく経験にカネを使えというが、クソくらえさ」
「俺にとってはこの車が経験だし、物なのさ」

めちゃくちゃカッコいいやん。。
シンプルに男としてちょっと憧れちゃう部分と、確かになーと。
そもそも経験の良し悪しなんて結果論だし、何より彼自身が自分の考えに自身を持って話している姿が超クールに見えたし、幸せなんだなと素朴に感じました。

死ぬほどストイック

手を抜かない。きらびやかな私生活とは裏腹、練習に対してすごく真面目。
印象的だったのはエンディング手前のシーン、宿敵ネイト・ディアスとのリベンジ戦に勝利した48時間後にはもうトレーニングを再開していました。試合のダメージが残った片足を松葉杖で支えたままです。
こういった裏表の印象の違いは彼が後に対戦するフロイド・メイウェザーに似てる部分があるなぁと。
あと減量。
試合に向け9kg近くの減量に挑むマクレガーの顔はコケコケになっていました。苦しみながらも計量当日にはしっかりとクリアする姿はさすがプロです。
マクレガーに限らず格闘家が減量する姿にはいつも驚かされます。

映像全体を通してこの華やかな部分と身を粉にするほどのストイックの対比がとても良く(表現として適切?)、そこに一番男としての色気を感じました。

まとめ

だらだらと思ったことを書き留めましたが、やっぱり第一線で活躍している人はちゃんとやってる(お前が言わなくても当たり前だ)。
また、彼が元々生活保護を受けるほど貧乏だった過去があることは知らなかったし、それが「カネのためにUFCにきた」とまで言うほどのハングリーさに繋がっているのだと思うと、彼の言動や行動に対して漠然と抱いていた印象とは少し違った視点で彼を観察することができるような気がする。

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