ふつうの日記 2021.09.24『足首にエコバッグ』
・足首
寒いんだか暑いんだかよく分からない気温だ。普段もっぱら引きこもっていることもあり、たまに大学に行くときなどは何を着ればいいのかがサッパリ分からなくなる。「昨日はこのくらいの服装でちょうど良かったから、今日の気温ならこんなもんかな」ができないのだ。
今日も散々悩んだ結果、半袖の上に長袖を羽織っていくことに決めた。これは非常にちょうど良かった。暑いときは脱ぐ、寒いときには着る、結局これが一番だ。満足しながら講義室の席に着いて、驚愕した。
足首が寒い。
今日は長ズボンを穿いていた。立っている間は足首まですっぽりと隠してくれこれもちょうど良かったのだが、座ると当然、裾が上がる。靴下はくるぶし丈。丸腰の足首が寒かった。
まずい。寒いことがこの世で一番苦手なのだ。何かで隠さなければ。足首を。
私はカバンをがさがさと漁り、そしてひとつの布を見つけた。
エコバッグだ。講義が始まる前のざわざわとしたひととき、私は周囲を気にしつつ、丸出しの足首にエコバッグを巻いた。そのままずっと講義を受けた。誰にも足首を見られないことを願いながら。
服のことを考えるとき、私はつい上半身のことばかり考えてしまう。しかし下半身もまた重要なのだ。今日のことは、そんな足首からの忠告に思えた。すみません、足首先輩。次はちゃんと靴下で覆わせていただきます。
・テンション
なんだか変なテンションで人と話してしまって恥ずかしい。もっとリラックスした状態で会話ができるようになりたいね。
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