ふつうの日記 2021.09.09『気さくなダース・ベイダー』
・『スター・ウォーズ』
誰もが知る名作、みたいな作品にあんまり触れてきていない。小説でも漫画でもゲームでも映画でもそうで、それが若干コンプレックスだ。今日はそのコンプレックスをひとつ解消するため、『スター・ウォーズ』を見た。エピソード4。最初に公開されたのがエピソード4だということすら知らなかったので、ちょっと混乱した。
2時間5分通して見て一番驚いたのは、ダース・ベイダーが思ったよりも気さくだということだ。いや全然気さくではないんだけど、ダース・ベイダーはもっとものすごい、度を越えて気難しい人物なのかと思っていた。初登場時からいきなり逆光で、ときどき姿を見せても一言もしゃべらず「なんだか不気味な奴がいるな…」と観客を思わせ続け、最後にルーク・スカイウォーカーと対峙してようやく一言話す、というようなキャラクターだと思っていたのだ。
しかし実際は冒頭から明るい船の中にいて、たくさんの部下にきっちり指示を出してくれて、フォースを馬鹿にされたらしっかり怒って、なんと最後は自ら戦闘機を操縦して「ふははは、もう終わりだ!」みたいなことまで言ってくれる。気さくだ。私が想像していたダース・ベイダーは人生相談をしても途中で黙って立ち去ってしまいそうだけど、実際のダース・ベイダーは一応最後まで聞いたうえで、「くだらん悩みだな」ときっちり一蹴してから去っていってくれそう。話しやすい。ダース・ベイダーのことが好きになってしまった。
お話としても絶え間なく展開があってワクワクしたし、第一作らしい特撮っぽい画面もとても楽しかった。この作品はきっと大ヒットするに違いない。スター・ウォーズ、おすすめです。
・ムスカ
映画の悪役で言うとムスカが特に好きだ。『天空の城ラピュタ』と言われて私が思い浮かべるものランキングは以下の通り。
第一位 ムスカ
第二位 ドーラ
第三位 洞窟にいるおじいさん
第四位 食パンに目玉焼きをのせた美味しそうなやつ
第五位 シータ
第六位 パズー
第七位 シャツを胸筋でビリビリに破くおじさん
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?