楽天✕iPhoneでテザリングができなかった話
今回は取り上げるのは、ぼくの1ケースだが、同じ症状の人もいるはずだ。そうでなくても、備忘録くらいにはなるだろう。
※夜中に書いたダメ記事です。前半は無駄話が続きます。急ぎの人は目次から本題にどうぞ。お目汚しになりませぬよう。
楽天✕iPhone|テザリングの不具合
困った。
出張先がドがつくほどの田舎でPCでネットが使えない。
でも、絶望はしていない。ここは確かに田舎ではあるが、ぼくは探検家ではないので、スマホがつながらないほどの奥地ではない。滞在日数も長くはないし、iPhoneのテザリングでどうにかなるだろう——。
と思っていたのが、甘かった。
こんな時に限って、テザリングができないとは。スマホが圏外なわけでもないのに、だ。インターネット共有もちゃんとオンになっている。再起動したり、SIMを入れ直してみたり、思いつくことは色々やったが、一向につながらない。
なぜ、こんな時に限ってポケットwifiを家に置いてきたのか。そればかりが悔やまれる。
さあ、困った。
ぼくは探検家ではないので、未開の地に行ったということだけで、給料をもらっているわけではない。今すぐに送らなければいけないファイルがあるのだ。何のためにこんな辺境の地に来たと思っているのか。
ファイルもある、ネットもある。なのに送れない。届くようで全く届かない。この気持ちは、夜食を買うためうに行った深夜のコンビニで、財布を忘れたことに気づいたあの感覚に似ている。絶望と怒りである。
iPhoneが圏外なら、まだ諦めがつく。でも、ネット自体はつながっているのだ!それなのに、PCのファイルを取り出して送信する手段がない。なんというフラストレーション。
楽天モバイルのせいではないか...?そんな思いが頭をよぎった。
そう言えば、楽天モバイルの格安SIMに変えたあたりから、時々テザリングに不具合が生じていた。普段はWifiを使うのであまり気にしていなかったが、多分それが原因だろう。格安SIMに変えたのがダメだったのか。
この野郎、楽天め。
後で絶対苦情を入れてやる。ネットが回復したら、仕事のファイルを送る前に楽天のサポートセンターにメールしてやる。そう誓いかけた。
しかしその時、ぼくは思い出した——。
自分が楽天のサポートを受ける資格の無い人間だということを。それどころか、自分には、基本的人権さえなかったということを。
楽天モバイル✕iPhoneユーザーに基本的人権はない
ここで言う「基本的人権」とは、サポートセンターに問い合わせる権利を意味する。通常、ユーザーはサポートセンターに問い合わせ、親切な対応を受ける権利を有するが、楽天モバイル✕iphoneユーザーは違う。どんな不具合でも、楽天のサポートセンターはあなたの問い合わせを相手にする義務を持たない。
それは、楽天モバイルの公式サイトが、iphoneを「動作保証外端末」としているからだ(7月30日現在)。
確かに、ぼくを含めて多くの人がiPhone✕楽天モバイルSIMの組み合わせを問題なく使っている。それでも、この組み合わせにこだわる人は、基本的人権を放棄していること——すなわち、すべては自己責任であることを覚えておこう。
「テザリングができなくて死にそう」
このように、命に関わる危機に陥ったとしても、楽天もAppleも助けてはくれないし、それを期待するべきでもない。これは極めて孤独な戦いなのである。
あなたはそれでもこの組み合わせを選ぶだろうか?
生半可な選択ではない。これは、大いなる覚悟を要求する組み合わせなのだ。
そう、「覚悟」。——命を賭して、信念を守り通す者だけに許された言葉。
この言葉こそ、楽天モバイル✕iPhoneユーザの本質を表す言葉である。いかなる困難をも顧みず、彼らは進む。「仕事のファイルを送る前に苦情を入れてやろう」というような程度の低い考えは、このような覚悟の体現者には無縁である。
「なぜ高いスマホを買いながら、安いsimを選ぶのか?」「月々の通信費をケチるなら、大人しくRakuten Miniを使え。」
そんなヤボなことを言ってはいけない。確かにそれは正論だが、正論に屈するような覚悟は、はなから覚悟ではない。覚悟は正論を凌駕する。すなわち、覚悟とはロマンであり、ロマンとはナンセンスなのだ。
【本題】楽天モバイル✕iPhoneでテザリングができない時の対処法|APN設定
楽天モバイルは、iPhoneのAPN自動設定には対応していない。ぼくの場合、これを手動で設定すると、すいすいテザリングができるようになった。以下を参考に試してほしい。
設定→モバイル通信→モバイルデータ通信ネットワーク→APN(モバイルデータ通信)とAPN(インターネット共有)に「rakuten.jp」と入力
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