カップ焼きそばの思い出
昔からカップ焼きそばが好きだ。カップヌードルではなく、カップ焼きそば。
ふつうの、フライパンや鉄板で炒める焼きそばも美味しいが、やっぱりカップ焼きそばが好きだ。
それはもしかしたら子どもの頃の記憶が関係しているのかもしれない。
午前中で学校が終わった日、家に帰っても共働きの両親はいない。
だから、お昼ご飯としてカップ焼きそばが置かれていた。
それを、一人でゆっくりと、お湯を注いで、3分待って、ソースと混ぜて、メレンゲの気持ちという番組を観ながら食べるのが好きだった。
そのときのことは、映像を切り取ったように今でも思い出せる。
ただただ、のんびりと時間が過ぎていく。
こたつのぬくもりと、窓から入ってくる暖かい日差し。
ちょうどよいソースの味。
そんなことを思い出しながら、カップ焼きそばを食べた。
さぁ、がんばるか。