【2016年訪問】デンマーク王国企業教育現場訪問2
午前中、デンマークを知り尽くしているすみちゃんにご案内していただきました。
港には有名な人魚姫の像
アンデルセン童話生誕200年、建てられて103年になります。
日本のパン屋「アンデルセン」の社長が2000年に植えた桜の木
日本人同士の交流があります。
女王のお父さんフレデリックさんの像
日本につぐ世界第2位、ヨーロッパ最古1013年の王室の歴史があります。
1971年に昭和天皇が戦後初めて訪問されました。
北欧の神話の登場するゲフィオンの噴水
世界一の海運業マースク本社前
2年前の92歳まで現役をつとめれたおじいちゃん社長は、高校からの付き合いの奥様と結婚された愛妻家。
私の妻も高校の同級なので親しみが湧きました。
デンマークの王室は開かれていて、国民から大人気です。
近衛兵さんとパチリ。
ニューハウン
よくパンフレットに出ててくるところです。
建築保存地区で外観を16世紀から維持しています。
国会議事堂
今日が国会初日で、なんと女王様がお出ましになられました。
大人気のメアリーさんとフレデリック皇太子と共にです。
国民から愛されている女王マーグレーテ2世
お目にかかれる奇跡の体験をさせていただきました。
午後はたえさんのご縁で「アルバスルンド特別支援学校ブロンディア」を訪問させていただきました。
素晴らしい人育てがそこにありました。
自閉症をもった子は「たくさんのチャレンジを抱えた子供たち」。
表現の仕方で、無限の可能性が広がりますね。
視覚優位の子が多いのでシグナルや写真であらわし、一人ひとりに合わせて自分で4つ終わったらご褒美とひとつひとつ成長していきます。
たえさんはアイデアの天才。
社会に出てどう生活を充実できるか?ただ文字を教えるのではなく、普段買い物をする30項目の文字をレゴにして組み合わせます。
スケジュール
子供たちは休みが楽しみです。
3ヶ月毎に子供たちの目標設定のステップを話し合い、成長を見届けます。
先生やペタゴ(社会生活指導員)さんが働きやすいよう、集中しやすい環境。
子供たちのストレスを下げたかったら、自分たちのストレスを下げること。
お互いに声を掛け合い、チームで達成していきます。
健康に配慮した昇降式のデスクが標準になっていました。
時計も一工夫。
分の表示で理解の手助けをします。
子供たちの居場所を作る。
本人が理解し、安心し、自立して行動できるように環境をわかりやすく整理する。
それは、個人の幸せと成長のためです。
いいことも悪いことも自己開示ができるようになり、自分の自尊心が高まっていき、しあわせな人生の未来に向かって少しずつ成長していく。
会社も一緒です。
幸せな社会への現場に大きな気づきがありました。
ありがとうございます。感謝します。
株式会社山崎文栄堂 山崎登