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なぜ家計簿はつけるのに、時間簿はつけないのか?暦6年の愛用者が語る、タスクシュートのある生活

最近では便利なアプリも多いので、家計簿をつけている方はいらっしゃると思います。
では、時間簿はつけていますか? 私は6年前から、タスクシュートというツールを使って時間簿を作り、時間の予算・実績管理をしています。
今回の記事では、時間簿を作成するメリットなどご紹介します!


1.何故家計簿はつけるのに、時間簿はつけないのか?

まず現状分析です。
私の周りでも時間簿をつけている人は、滅多にいません。それは何故なのでしょうか?

① みんなやっていないから

まず時間簿は、作っている人が少ないです。
Googleカレンダーや手帳で他人とのアポイント管理はしていても、自分との約束まで記録している人は少ないです。
自分との約束とは、たとえば「朝白湯を飲む」など。私はこういったことも記録・管理して、実行率を上げています。

また、未来の予定は管理していても、過去の時間をログとして記録している人も少ないです。結果、自分が何にどれだけ時間をかけているのかは記録ではなく、記憶や印象に頼ることになります。

② 何の役に立つのか、わからないから

時間に関しては、FPのような専門資格はありません。家計簿のように「◯円家計改善されました」みたいな、わかりやすい指標もありません。
でも皆さん、時間管理や習慣について変えたい気持ちがあるのではないでしょうか?
見えないものは、管理できません。
時間簿作成のメリットは、これに尽きます。

③ どうやって作ったらいいか、わからないから

これも多くの方に知られていない点。手帳やエクセルで独自に作ることもできると思いますが、ツールに乗ってしまったほうがラクです。私は主にタスクシュートというツールを使っています。

なお、家計簿との大きな違いが、記録の自動化はほとんどできないこと。
タスクシュートは、タスクの開始時と終了時にボタンをポチッと手で押す必要があります。このポチポチの日常化。すなわち行動変容が必要となる点が、家計簿との違いです。

2. 時間簿は役に立つのか?

私は、二人の子供を育てながら、フルタイムで働くワーキングマザーです。
日々の生活に、時間と気持ちのゆとりが多いほうではないと思います。
でも時間簿は、役に立つ。だから作る。これに尽きます。

では、どう役に立つのか?
見えないものは管理できないが起点ですが、2つの視点でもう少し掘り下げます。

① 予算管理に役立つ

お金の収入は人それぞれですが、時間は等しく24時間得られます。
ただし、入ってきたお金を全額好きに使えないのと同じように、私たちは24時間を全て好きには使えません。
税金と同じイメージで天引きして考えたい筆頭は、睡眠・他人との約束・ケアルーチンです。

睡眠は、削ってはいけない時間。真っ先に確保です。
他人との約束は、例えば会社での仕事時間です。
ケアルーチンは、例えば自分をケアするための入浴や食事、子供をケアするための保育園送迎時間などが分類されます。

時間簿をつけることで天引きしないといけない時間が浮き彫りになります。
例えば読書や運動、そして副業や転職活動など、何か新しいことをしたい場合には、天引き後の時間で取り組むことになります。

天引き後時間の量と時間帯、すなわち自分が使える時間の予算を把握しておくことは、実行率を上げ、無理なく継続するためのポイントです。そして、これを実現するためには、自分がいつ、どれだけの時間を、何に費やしているのか可視化することが第一歩になります。繰り返しますが、見えないものは管理できませんので。

② 実績分析に役立つ

定量的に、自分が何にどれだけ時間を使っているか。
定性的に、その時間を過ごしたことでどのような感情を抱いたのか。
私は、時間簿の記録から、これらを読み取れるようにしています。

定量的なログ分析は、主に仕事で使っています。
具体的には、仕事で複数の顧問先を担当しています。顧問先をプロジェクトとしてタスクシュートに登録し、仕事中は例外なく、今どのプロジェクトの作業をしているのか記録していきます。
月末になったら、タスクシュートのログCSVをプロジェクト別に集計することで、職場に提出する業務日報にしています。そのとき、顧問先別に作業時間量を把握して、削減できるところはないか、また今後の作業の見積もりなどに活かしていきます。

一方、定性的なログ分析は仕事・プライベート共通で使っています。自分がどんな場面に快や不快を感じるのか、タスクシュートにリアルタイムでフラグ立てしていきます。
日記がデイリージャーナルなら、時間簿はタイムジャーナル。
やりたいことや好きなことを知るのは大事ですが、やりたくないこと・苦手なことを知るのも大事。フラグを眺めていると、自分を知ることができる。何に快を感じ、不快を感じるのか傾向が見えてきます。

3.ツールのご紹介

私が時間簿をつけるのに使っているのが、タスクシュートです。
タスクシュートは、『シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌』という有名ブログを運営されている大橋悦男さんが考案者です。
タスクシュートでは、専用のツールを使って、以下図のタスクシュートサイクルを回します。専用ツールには、エクセル、クラウド、スマホ、手帳といった複数の形態があります。

出典:https://www.taskchute.cloud/

私の場合、タスクシュート利用歴は6年で、クラウド版のタスクシュートにプラスして、補助的に、Googleカレンダーとバレットジャーナルを組み合わせて、タスクシュートサイクルを回しています。習慣管理には、みんちゃれというアプリも組み合わせ、更に仕事のプロジェクト管理には、Notionを使っています。

私が愛用しているタスクシュートクラウド2 はこちら。

また、時間管理のアナログツールとして陰山時計も愛用しています。こちらはAmazonの履歴を見たら3回リピ買いしていたくらいお気に入りです。

タスクシュートに話を戻すと、、馴染みのない方も多いと思います。
今日の記事では、導入として時間簿のメリットなど抽象的にご紹介していますが、今後具体的な使用方法をご紹介していきたいと思っています。

以上、本日は歴6年の私が考えるタスクシュートを使った時間簿のメリットなどご紹介しました。誰かのお役に立ちますように✨

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