見出し画像

僕たちは、放り出された

これは今年の3月に投稿した記事です↓

…………………………………………………………
何から話せばいいか…

まずは、タイトルの通りなんですが

突然ではありますが、11周年目を目前に令和4年3月31日をもちましてすべての店舗が八木山展望台での営業を終了します。
※各店舗の今後につきましては各店舗にお問い合わせください

まずは告知がこんなに遅くなってしまった事を謝りたいです

本当にすみません。

この場所は数カ月後には更地になることが決まっております

と言っても、僕たち八木山展望台すべての店舗がこの話を最初に言われたのが
2月2日

そして、当初言われてたのは2月28日までに退去してくれ…です

つまり、僕たち八木山展望台全店舗が2月2日に急な「立ち退き」を言い渡されました

ただ、あまりにも急な事で最初に言われた時は頭の整理が追いつきませんでした…

「えっと…あと数日ででていけ?」
「え?どこに?」

本当にこんな感じでした…

※理由の部分に関してはこの場で書くとものすごく長くなるので、今後ブログの方で説明させていただきます。

簡単に言うと「老朽化」なんですけど、ただ昨年契約も更新したばかりで、あまりにも突然のことだったので、なんとかこの場所で続けさせてくれないか?とか様々な提案をさせていただきましたし、かなり沢山の方に協力もしていただきました

開業当初は「廃墟」のような誰も寄り付かない場所でしたが、10年という月日をかけて沢山のお客様に支えられて作り上げてきた現在の「八木山展望台」

コロナ禍もずっと支えられてました!

オープンしてからずっと足を運んでくれてた子どもたちは、すっかり大きくなって今ではお店を手伝ってくれてたり…
本当に沢山の出会いを作ってきた場所です

まだまだやりたいことも沢山ありました。

ですが、結果を覆すことができず、本当に残念で…夢半ばで立ち退く今の現状が悔しくてなりません

ただ、唯一考慮していただけたのは、立ち退きまでの期限を2月28日から3月31日(予定)にしていただけた事です

しかも、急な立ち退きにも関わらず、僕たちは1円も立ち退き料はいただけず、場所も決まってない状態で放り出されます

ですが、その事を告知することすら出来ず今日まで全店舗いつもどおり営業を続けておりました!

本当はもっと早く告知をして、最後に沢山の方に足を運んでいただきたかったです

今の所、更地になったあとは何も建物は建たない予定になっております…なので、この場所 この景色 この空間 はあと数日で消えてなくなります

どうか、お時間許す限り皆様のご来店をお待ちしております

3月は定休日も作らず、31日の最終日(予定)まで全力で営業を続けますので最後に皆様にお会いしたいと八木山展望台全店舗が願っております


残り数日ですが、最後まで山の上でお待ちしております


八木山展望台が雑誌(Daytona)の
1ページを飾った記念

…………………………………………………………

この時に、ぼくの頭の中は思考が停止しかかってましたが3月の時点で全員を救う手段を血眼になってさがしました。

そして、誰にも相談することなくすべての流れを組み立ててました
まずは全員を救う事。

次に全員を救うための手段、場所を決める事。

恐らく1円も立ち退き料はいただけない事を覚悟して(少しはなんとかなると思ってたけど…ならなかった)行動する事。

ちなみに、僕はこの場所(八木山展望台)に残る為のありとあらゆる手段を提案しました。
きっと、皆さんが想像できる手段は全てやったし、その方法があったか!も全て提案してます
それでも「無理だった」だから出て行く覚悟をしました。

この話(立ち退き)が浮上したのが2月で、その時点で今(新店舗)に至るまでのある程度のストーリーを構築してました。
ただ、この状態にできる!って保証はこの時点ではないですよ!もちろん。
ギリギリまで残る為の戦いをしつつ、出て行くための準備をしてたんで…

つまり、全力で戦に挑んでおいて、これは勝てないと踏んだ瞬間に撤退の方向に舵をきる、なんとも情けない戦にも思われるかもしれませんが…僕はこの場所に関わってる「全員を生かす」事が使命であり、その責任があると思っていたので恥ずかしい思いをするのも僕1人で十分と思ってました。
※生きる方が優先

なので、3月にはクラウドファンディングのやり方をずっと調べてました

なんせ立ち退き料頂けないと踏んでいたので、まだ移転場所も決まってなかったし、全員が移転するかも決まってなかったけど、そうなったときに絶対に必要になる!と思ってたので
しかも、この人生を左右するであろうこのタイミングでやったこともないクラウドファンディングに全賭けする事になるんであればなおさら相手(クラウドファンディング)の事を知るしかない

そこに全賭けして、失敗しようもんなら八木山の全員が路頭に迷う(迷わす)その状況って普通の感覚なら逃げだしててもおかしくないと思います…数か月前の僕の頭の中は狂ってたかもしれないし、狂ってなければ躊躇してたと思います。
むしろ、冷静に考える時間を僕から奪ってくれたおかげで半ば強引に「勢い」っていうスイッチ入ってました…多分

そして、いよいよ立ち退きが濃厚になったのが3月この時点でほぼ決定してましたが僕は3月28日まで戦いを挑んでました…けど、31日の時点で立ち退きが決定しました。

この時点で、残された期限は1ヵ月!
4月30日には建物を空っぽにする!と言う状況でした

と、同時に移転先を決めて、契約をして、解体して…
この時にはまだ正式な場所も決まってなかったし、さすがに「終わった…」って言葉が頭の中を駆け巡りました

続く…



いいなと思ったら応援しよう!