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AIと超簡単な会話で調べものをしてみる

今日のお題

生成AI、もちろん便利なのですが、使うハードルが高いと感じたことはありませんか?
でも実は、みなさんがいつもLINEで友人と行っているような短文の会話をするだけで、十分便利に使いこなせます。

今日は「生成AIとの会話って簡単なんだ」ということを覚えて帰ってもらえたら嬉しいです。また、コメントと「スキ」もお待ちしております。

  1. プロンプト (入力文) は1行~2行でいい。LINEといっしょ

  2. 人間と話すのと同じ感覚でAIと話せば、欲しい情報が手に入る

  3. 魔法の言葉「ステップバイステップ」

  4. プロンプトのお作法なんて覚えなくていい

よく見るプロンプト (入力文) のお作法

生成AIに触ったことがあるみなさんなら一度は「プロンプト」という言葉を目にしたことがないでしょうか。そしてセットで「プロンプトのお作法」という画像のようなルールを習ったことがある人もいるでしょう。
でも、実は、もっと簡単に生成AIに触れてみること、できるんです。

山口作成 "プロンプトのお作法"

確かにこのルールを全て守ると1回の入力で正確な情報が出ることは間違いないのですが、入力のハードルが高すぎると思いませんか?

私は日本の会社で生成AIが浸透しない理由の1つが、まず最初にこの「プロンプトのお作法」を見せられるせいだと思っています。

お作法にとらわれない普通の会話で情報を得る

生成AIは、そんなお作法がなくてもそれなりに回答してくれます。
人と会話するとき、あんなお作法にのっとって会話しませんよね。
ここは1つ、生成AIを「人」だと思って話しかけてみましょう。

お題:
あなたは引っ越しをしたのですが、自治体に何を提出すればいいのか分かりません。生成AIに聞いて解決してみましょう。

すみません、相談ごとがあって、今月引っ越したんですけど市役所への申請方法がわからなくて、相談に乗ってもらえませんか?
私が質問するので、回答して欲しいです。

山口作成プロンプト

すると、生成AIはここから「相談に乗ってくれるモード」に入ります。
人間と反応同じですね。ですから、いきなりお作法なんて使わなくても、こんな普通の話しかけ方でいいんです。

Chat GPT による相談に乗ってくれるモード

このモードに入ってくれたら、人間に質問をするみたいに簡単に質問してみましょう。

来月引っ越しをするんですが、区役所の申請や手続きが何もわからないんです。教えてもらえませんか?

山口作成プロンプト
Chat GPTによる回答(一部)

この時点でかなりわかりやすいですね。でも実はあなたは今度の引っ越しは同じ自治体内だとしたら、転出・転入届は必要なさそうです。
そんな風に、自分の思っていたものと違う答えが返ってきたら、その場で補足します

ごめんなさい、私の言葉が足りませんでした。東京都江戸川区内での引っ越しなので、同じ自治体内での転居の場合について、教えてください。

山口作成

そうすると生成AIは人と違い「先に言えよ!」とか文句も言わずに、丁寧に情報をアップデートしてくれます。人より優しいですね。

最後に、こうした一般論だけではなくて、あなたが知りたいのは
結局私はどこに行って何をすればいいの?」という具体的な行動です。
ですので、最後にこう聞いてみましょう。

ありがとうございます。では、私が江戸川区役所に行ってやるべきことを
全て、ステップバイステップで教えてください。

山口作成

全て、ステップバイステップで」これは魔法の言葉です。今日これだけでも覚えて帰ってください。これで、生成AIからの回答が「あなたの具体的な行動順」で示され、より一層理解しやすくなります。

ステップバイステップのGPT回答
ステップバイステップのGPT回答 (つづき)
ステップバイステップのGPT回答 (続き)

神かな???
これをコピーしてスマホにメモしておけば、あなたは市役所で抜け漏れなく申請が完了するはずです。

最後に

プロンプトのお作法にのっとって一生懸命書いて得られたものと、
簡単な3-4回の会話で得られた情報を比較してみましょう

Chat GPT 出力結果

そんなに変わらない上に、なんなら右の方が分かりやすいかもしれません。
結局、普通の会話で十分ですし、むしろその方が効率的に情報を引き出せることも多々あります。人と会話する感覚で、気軽に生成AIに話しかけてみましょう。

最初は「おはよう!」でもいいです
AIと会話していくうちに、きっとあなたの検索ライフは変わってくれることでしょう。

次回予告

次回は

検索エンジンと生成AIのハイブリッドで、素早く知りたい情報にたどり着く

をテーマにしてみようと思います。それではまた来週!

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