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[生成AI 新機能] Chat GPT にWeb検索機能が実装された影響は?

1. はじめに

こんにちは。山口です!
今日はChat GPTに最近追加された新機能、Web検索機能と、これが与える影響についてお話していこうと思います。
ちなみに今回も無料版 (4o-mini)で使える範囲の話なので、ご安心ください。

上の赤枠の部分。無料版でも使えるようになってます

2. 機能概要

ものすごく簡単に説明すると「自然文でGoogle検索ができる」機能です。
以前、一般的なことを検索エンジンで調べて、具体的な内容をChat GPTに教えてもらう手法を解説しましたが、それがChat GPT1本でかなうようになったイメージです。

3. Google検索の代わりに使ってみる

結論から言うと「Google検索の完全上位互換」というのが個人の感想です。
例として、上記記事と同じことを調べてみましょう。私がやりたかったことは「LinkedInとXの予約投稿を一括管理する方法」です。これをChat GPTのWeb検索機能で聞いてみます。

Noteの記事を効率的に宣伝したいので、LinkedInとXの予約投稿を一括管理する方法を教えてください。

Chat GPTへのプロンプト
Chat GPTからの回答

知りたいことや要点を絞って、かなり丁寧に教えてくれます。しかも今回はガイド用の動画まで教えてくれています、Google検索の上位互換といっても過言ではなさそうですね。
最近、Google検索では広告等でいらないリンクや、結局なんなのかよくわからない検索結果が出てきますが、自然文で検索ができるようになったことで、検索効率がかなり上がることが期待できますね。

4. 生成AIの正確性・信頼性アップに貢献

今までも、GPTにはWebから情報を取ってくる機能がありました。ではこれと何が大きく違うのでしょうか。
これも結論から言いますと「エビデンスをしっかり提示してくれること」です。
ハルシネーションの回でも触れましたが、Chat GPTはエビデンスの提示を求めないと適当なことを言うことがあります。今回のこの機能は、必ずエビデンスのリンクを表示してくれるため、情報の正確性・信頼性が増すことが生成AIにとって非常に大きなできごとだと言えるのではないでしょうか。

5. 現時点における注意すべきこと

現時点では、Web検索機能を使ってできないことがいくつかあります。

  • (有料版) o1-Preview には非対応

  • (有料版) GPT-4o のメモリを参照できない

つまり「一般情報しか検索できず、これまでの話の流れやメモリを参照して個人のニーズにあった回答は出せない」ということです。仕事で求められるのは後者のことも多いので、まだ検索エンジンより使いやすくなったかな程度ですが、このあたりは将来実装されそうですね。
また、o1-Preview に実装されたら、これまで人間が入力していた推論に必要なパラメータをWeb検索で取ってきて、パラメータなしにデータだけ入れることで推論してくれたりなど、夢が描けそうですね。フェルミ推定なんてもういらなくなりそうです。

6. 最後に

地味でありながら、大きな進歩とも考えられる本件、いかがでしょうか。
みなさんも検索エンジンから生成AIによる検索にシフトしてみても、面白いかもしれませんよ。

(おまけ)
Perplexity の存在意義どうなるんやろか・・・?

ではまた!


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