人を動かすための2つの方法
人を動かすには2つの方法があります。
1つは、論理的な説明や説得で動いてもらう方法。
2つ目は、感情的な説明や説得で動いてもらう方法。
人になにかをしてほしい、動いてほしいときには、この2つのどちらかで攻める必要があるということです。
管理職やリーダーポジション、また親になると人に動いてほしい、動いてもらわないと困るシチュエーションってのも出てきますよね。
そういったときに、適切なアプローチで説明、説得をしないと、相手は動いてくれません。
そこで今回は、相手に動いて貰う方法の「論理」と「感情」のそれぞれの特徴、また、どのように使い分けたら良いのか、ということをご紹介いたします。
論理的に攻めることで相手を動かす方法
これは、論理的に相手に納得してもらえるような説明をする。データで示し、動いてもらうことの大切さなどを理解してもらえる説明をすることで、相手が動かないといけない、と理解して動いてもらうことです。
矛盾のない説明、動くことでどうなるのかを理解してもらう、これは動く側にとってとても大切なことです。
そしてこういった論理的な説明は、特にビジネス、仕事の上では論理的な説明を求められたり、論理的な説明ができていないと納得してくれず動いてもらえないと言うことが多いです。
でも、ビジネス上はお金が絡むので当然かなって思いますよね。
あなたの給与を例えてみましょう。
あなたが独身で子なしの30歳で実家ぐらいだったとしましょう。
そこに、あなたより仕事のできないAさん25歳で既婚、子どもが2人いる、さらに実家も遠く頼れない環境の人がいたとしましょう。
これだけ見ると、「Aさんの方が大変そう、だから給与を高くしてあげよう」って思わないですよね、思ってはいけませんよね。(もし思ったとしても実現しては行けないですよね)
こういったことが起こることから、お金に関することは特に論理的な説明が求められる、ビジネス上は論理的な説明が必須であると言えるでしょう。
また、私が理系の大学卒、IT業界で働いていることから、理系の人、またITエンジニアには論理的な説明を求める人が他に比べ多い印象です。
感情的に攻めることで相手を動かす方法
これは感情的、泣く、起こる、熱弁するなどで人を相手の心を動かし、動いてもらう方法です。
多少説明がよくわからなくても、熱弁されることで心が動かされることってありますよね。
例えば、相手がよくわからないことで怒っているとき、とりあえず謝罪をしたりしませんか?
普通なら、よくわからない状況であれば謝るなんてことをせず、状況を整理することが必要ですが、怒っているという感情であなたは謝る、という動きをとっています。
他にも、学校の宿題とかもそうですよね。
良い大学に入るためには、良い仕事につくためには、勉強しなきゃいけないんだよ。って教わってきた人が多いのではないでしょうか。学校でもご家庭でも。
でも、良い大学、良い仕事ってなんでしょうね。
全くもって論理的な説明は一切なく、とりあえず言われたからやってきた、先生がやらないとだめ、親がやれって言うからやってきた、そんな人も多いと思います。
このように、感情的なこと、熱弁をするなどで人を動かす、定性的なことでも感情を込めて説明することで相手を動かす、ということができるのです。
論理と感情の使い分けについて
ここまで、「論理的な説明/説得」と「感情的な説明/説得」について説明してきました。
では、どのように使い分けたら良いのでしょうか。
仕事だと全部論理的な説明で行けばよいのか?→Noです。
私は、論理的な説明と感情的な説明を組み合わせて使う必要があると思っていますし、人によってどのように説明したら良いのかということも考えて決めるべきだと思っています。
この人は理系だから、論理的な説明だけでいいんだ、と思っていたら大間違いです。
当然、論理的な説明の方が効果的かもしれませんが、論理的にデータで示し、だからあなたにやってほしいんだ、あなた自身がこのように成長できると思うんだ、こんな魅力があるんだ、といった感情的なアプローチをすることでより動いてくれる可能性は高まるでしょう。
また、良い仕事につけるから宿題をやるんだって言う説得方法もそれが正解ではありません。
現に宿題をやってこない人立っていますよね。
宿題をやることで良くなるデータを論理的に示す、勉強をすることで他と比較、過去と比較して良くなるデータがあると、やる気が出る人だっているかも知れません。
また、良い仕事が何なのか、もう少し具体的な感情的(定性的)な説明が必要かもしれません。
どちらが欠けてもよくありません。成績がこんなに良くなるんですよと言った論理的な説明に加え、成績が良くなることで就職の幅が広がる、今やりたいことに最短で向かっていけるといった感情的なことも含め伝えることで、やる気をより高めることができるのです。
最後に
人を動かすには「論理」と「感情」の2つのアプローチ方法があり、感情は常に必要なことです。
そして、論理的な説明が必要な場面、論理的な説明を好む人に関してはそういったところも付け加えて説明をすることで、人を扱いやすくなっていくはずです。
まずは、動かしたい人がどういった人かを把握することをやってみてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?