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大企業に入ってわかった、大企業が年収が高い理由

新卒で入社した会社が従業員50人以下の会社でした。

そして、私は転職し従業員1000人以上の会社に転職をし、「大企業の年収が高い理由」に気づきました。


今回は、私が実感した「大企業の年収が高い理由」をご紹介します。

転職して驚いたこと

私が転職して驚いたことは、正社員以外の人数です。

アルバイト、契約社員、派遣社員といった方が非常に多くいること、特にアルバイトが多く在籍しており、決して高単価とは言えない(最低賃金に近い金額で働いている人も)時給で働いていることに驚きました。


そして、そういった適材適所で配置しているからこそ、正社員へ還元することができ、高い年収を支払うことができるのだと思いました。

東京の最低賃金1,041円(2021年10月1日時点)で年収を出すと200万弱。しかし正社員の場合、未経験の新卒入社でもその倍近い金額で採用しておりました。


多くのアルバイトを安い単価で抱えている、アルバイトを活用しているのにはしっかり理由がありました。

誰でもできるようにマニュアル化をしていた

アルバイトと正社員でやっている仕事には大きな差があり、そして、アルバイトの仕事はしっかりとマニュアル化されており、誰でもできるような形に落ちていました。


正社員など専門知識や技術がある人が先人を切って新しい未知の領域を開拓し、そういった社内で蓄積したナレッジをマニュアル化することでアルバイト(スポットアサインで経験のほぼない人)でも対応できるようにしていました。

マニュアルに従えばよいだけ、だからこそ低い単価で雇っており、また正社員には専門知識や技術を持ち、未知の領域を開拓していくような人だからこそ高い年収なのだと。


これが、大企業が高い年収を正社員に還元出来ている理由、他の企業もそうなのだと実感しました。



転職前はそこまで気づかなかった

正直、転職前はそこまで気づきませんでした。

転職前は事務なども含めすべて正社員。アルバイトは1人もいませんでした。全員が正社員だからなのか、昇給の対象も基本全員なので一律で少しずつ上がる。

それが前職でした。


しかし、アルバイトや契約社員だとしたら、交代が聞く人であり、正社員ほど昇給を必要ないでしょうし、その分正社員に還元出来ますよね。

って今では思います!


吉野家の例をご紹介

吉野家を例に1つご紹介したいと思います。

吉野家ホールディングスの平均年収は706万円のようです。

しかし、吉野家ってわかると思いますけど、店舗で働く人の多くはアルバイトですよね。なぜアルバイトでも回せるのか、それは牛丼を作る手順や提要する手順、全てがマニュアル化されており、やることが明確になっているからこそ、誰でもできるになっており、アルバイトでも担うことができるのです。


そして、私はアルバイトには2つの種類がいると思っています。

1つ目は、何かをしながら、繋ぎや副業、小遣い稼ぎ程度で、その仕事に執着していない、他のところでも良く、時間的制約などに縛られず働きたい人です。
こちらは、安い給与で代わりがきくことをするか、専門知識でアルバイトや契約社員などで働くのが良いと思います。

2つ目は、アルバイトだからといって、その仕事に誇りや責任を持ち、顧客の満足度を高めたい、といった強い意思で働く人です。
こういった人で、さらに能力のある人は正社員登用も多くの企業であると思いますし、吉野家もその1つ、さらには吉野家の元社長はアルバイトから吉野家で働き、その後社長になったという経歴があります。


大企業に入る際、急に正社員として採用となるとやはりハードルが高いように思います。

しかし、アルバイトであれば基本はマニュアル業務なので、採用基準は緩くなるでしょう。

アルバイトだからといって、信念がある人、ない人がいますもんね!(正社員だとしても信念もなくただ働いているだけという人もいますし)

最後に

大企業って正社員の年収は中小企業に比べ圧倒的に高い傾向があると思います。

しかしそれは、優秀で専門知識のある正社員を採用し手放さないためにも、しっかりとした経営戦略があり、長年の実績から集めたナレッジを使いやすい形に落としているのです。

だからこそ、大企業の正社員の年収をあげられるのだと、転職をして実感しました。


以上
本日も読んでいただきありがとうございました。

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