見出し画像

要求と要件の違い

要求、要件って何が違うの?って思ったことありませんか?


正直、私は何度もありますよ!!!

システム開発をしてると、開発のV字モデルを見ること、また説明をしないといけないことも何度かありました。

画像1

(https://webrage.jp/techblog/v_shaped_mode/ より)


そこに出てくる「要求分析」と「要件定義」って何が違うの?って何度も思っており、その度にググってましたw

そこで今回は、要求と要件の言葉の違い、要求分析と要件定義の意味についてご紹介します。

要求と要件の違い

まず、要求と要件の言葉の違いを見てみましょう

要求とは(weblio辞書より)
必要または当然なこととして相手に強く求めること。

言葉通りと言ったら言葉通りですね。


要件とは(weblio辞書より)
大切な用事。必要な条件。

こちらも言葉通りですね!


要求は必要なことを求めること、要件は必要な条件のこと!

(初めて辞書引きましたw)

要求分析とは

では続いて、要求分析は何なのでしょうか?

システム開発以外の現場を知りませんが、他でもあるんですかね?要求分析って?

システム開発では聞いたことない人はいないと思うほどよく聞く言葉だと思っています。


要求が「必要または当然なこととして相手に強く求めること」ということを踏まえると以下のようになります。

必要で相手に強く求めたいこと(要求)を分析すること。

うん、言葉通りですね!


システム開発をする際にどんな機能を必要とするのか、必ず組み込まなければいけないこと、必ず達成しなければいけないこと、それらを分析し、エンジニアに伝えられるレベルに落とすことです。


例えば、利用者の離脱率が高くコンバージョンに結びついていない、といった課題に対し、離脱率を削減するようなフローの見直し、フローをユーザーにもわかりやすくし、1ステップでも削減すること。といったようなことが要求分析になります。


要件定義とは

では続いて、要件定義とは何なのでしょうか?

要件が「大切な用事。必要な条件」ということを踏まえると以下のようになります。

大切なこと、必要な条件(要件)を定義すること

こちらも言葉通りですね!


システム開発をする際、まずは顧客内で要求分析を行い、必ず必要で強くエンジニアに求めたいこと、これだけは譲れないというものを分析します。

そして、それをもとに要件(大切なこと、必要な条件)をエンジニアにも伝えられるような形で定義します。これが要件定義です。

エンジニアはこの「要件」をもとに基本設計を行います。
また、要求が満たせているかも要件定義で定義されているはずです。これが要件定義です。


例えば、複数のユーザー向けにいくつもの導線が合った画面に対し、ユーザーの権限により表示する画面を分けることで導線を1本化させたい。権限によっては不要だった画面を権限で出し分けすることで無駄なステップを減らしたい。といったようなことが要件定義になります。

これは、上で記載した要求分析の例えを実現するための要件になっており、エンジニアが基本設計(実現可否含め)を作ることができるものになっていますよね。


最後に

改めて調べながら記載してみましたが、おおよそ私が想像していた通りのことが辞書にも書いてありました。


システム開発をしていると何かと聞く言葉、そして後輩だけでなく顧客へも説明をしないといけない場面も良くあるはず。

ぜひ要求分析、要件定義という言葉を自分なりに理解し、一緒に説明できるようにレベルアップしていきましょう!


以上
本日も読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?