ラブライブ!スーパースター!! #1 「まだ名もないキモチ」感想
備忘録として書くことにしました。
どうせ脳内再生できる位には何回も見るんだし備忘録要らないのでは?とサンシャイン!!の時は思っていたのですが、その時どんなこと考えていたのか、どう感じたか は記録がないと思い返せないんですよね。
という訳で、前置きは程々にして、2話の放送も近いので気になったところだけ。(*1)
かのんの心を開いたのは
開幕「誰?」ってなるほどやさぐれてしまっていたかのん。
「ばーか、歌えたら苦労しないっつーの」
過去の自分に対して彼女にこう言わせたのは、過去の挫折でした。
小学校の頃の合唱で一度失敗してから、人前で歌うのが苦手になってしまったかのん。
「それ以来 大切な時ほど声が出なくなっちゃって」
それでも、歌が好きで、夢を叶えるために努力を続けてきたことが冒頭にあった中学時代の回想から分かります。
外で一人弾き語りとか逆にメンタル据わってるな、流石主人公と思ってましたが、精一杯戦ってたんだよな、、、
自己紹介もハキハキしています。後の面接でガチガチになっていたかのんと本当に同一人物か?と思うほど。
でも、それだけホンキで取り組んでいたからこそ、ガチガチに緊張してしまったんですよね。
同級生に歌を褒められるも、その期待に応えられなかったことが引け目になってしまっています。
今思うと、家族と幼馴染の千砂都はそういう意味での期待はぶつけてこなかったんですよね。
千砂都は、かのんの歌を聞いていたい とは言いましたが、そうじゃなくても友達は友達、と言わんばかりにすぐ話を切り上げましたしね。
挫折と成功で別たれてしまった幼馴染。
対等じゃない幼馴染はいいぞ。
そんな時に現れたのが可可。
最初はかのんの歌声に魅せられて、是非勧誘したい!と熱烈なアプローチをします。
歌をやめようかとすら思っていたけど、歌が好きなんでしょう?と言われると、否定はできないまっすぐなかのんが本当にアツいんですよね。
(まあ公道でミュージカルしておいて歌が嫌いとか言われたら困惑するけど。)
誰かのダイスキを大切にできるかのんさんがすこだ、、、
そんなかのんの挫折を知り、歌は好きだけど、もう歌を頑張るのはやめつもりだと聞かされて、
「好きなことを頑張るのに、おしまいなんてあるんですか?」
ラブライブ!履修済か????
でもこれ結構辛いセリフで、前作、前々作を見てれば嫌というほど分かるように、スクールアイドルには明確にタイムリミット、つまり「おしまい」があるんですよね。
ただ可可が歌や踊りが好き!だったら関係ない話なんですけど、、、この辺は後で語られるはずなので色々考えるだけにしておきます。
なんだかんだで、部員募集を手伝ってくれるかのん。
「だって、歌は大好きだから!」
それでも部員集めは難航する中、可可は決心しました。
「かのんさんは歌が好きデス!歌が好きな人を心から応援してくれマス!可可はそんな人とスクールアイドルをしたい!」
これなんですよね~~~~~~~~
かのんの歌が例えジャイアンの歌声だろうが、なんなら最後の最後まで人前で歌えなかろうが一切関係ない。
歌の上手い人でも、簡単にOKしてくれる人でもなく、あなたとスクールアイドルをしたいんだ に理由が変わります。
「がっかりするんだよ。いざって時に歌えないと。
周りのみんなもがっかりさせちゃうし何より自分にがっかりする!そういうの、もう嫌なの!」
期待が重荷になってしまっていたかのん。
前作の話になりますが、かつて自分にはスクールアイドルなんてできない。と言っていた子にスクールアイドルをやる決意をさせた言葉があります。
「1番大切なのはできるかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」
期待 は成果を求められてのものだから、成果が出せないと重圧になりますが、可可のアプローチにとっては、成果なんて関係ないんですよ。
1話からラブライブ!の文脈でおもくそぶん殴られてもうおしまいだよ。
それでも一度は踵を返すかのん。
ヘッドホンで耳を塞ぎますが、自分の心が語り掛けます。
(いいの?私の歌を大好きって言ってくれる人がいて)
(一緒に歌いたいって言ってくれる人がいて)
(本当にこのままでいいの?)
よくねえ!!!
小さな頃からずっと思っていた。私は歌が好き。ずっと歌っていたい。歌っていれば遠い空をどこまでも飛んでいける。
暗い悩みもすさんだ気持ちも全部力に変えて前向きになれる。
いつだって歌っていたい。やっぱり私…
「歌が好きだ!」
かのんを挫折から立ち直らせたのは、期待ではなく、あなたと一緒にやりたいという気持ちだったんですよね。
いきなり歌いだして青空バックにタイトルロゴがドーン!!!!
勝った!!第一話完!
あのー、最高でしたぁ!!!
正直PV見るまで、「最初から追いかけていたら先入観持って良かれ悪かれ追いかけるしかなくなるから~~~」とか言ってたオタクがいるらしいですよ。
私だよ!!!
テンポ感は無印の頃に近くて原点回帰した感じもありましたが、
無印は、やりたい気持ちがあるならやろう という物語で、
サンシャイン!!は、成果はさておき、諦めなければ何かが起きる という物語で、
スーパースター!!は、諦めなくてもダメだった。けれど、、、? というようにネクストステップに進んでいて、これからが楽しみな1話でした。
締めが雑ですけど早く2話を見たいので終わります。
こんな怪文書を読んでくださってありがとうございました。
*1 書き終わったころには2話放送済ですが、書いている時点では自分はまだ見てません。これから見ます。
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