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結局のところ、これから

文字通りノンストップで演劇を続けてきたけど、とりあえず今月末にひとつ客演をして、しばらくは就活で休みに入るらしい。

この前の公演を振り返って改めて思ったのは、客演の3人(1人は陰湿集団に入団)はもとより、陰湿集団から出演していた5人の中でも、演劇に関して共有されているものはすごく少ないと感じた。それがこの集団のいい所(面白い所)でもあると思うし、ただ"劇団"としては弱い所でもあるも思う。それをまとめるのが演出家の役割としても、基礎の部分で。

今回は稽古の最初の期間ではそのために呼吸を演技に取り入れることと、無意識を意識下に置くことのトレーニングをある程度はしたと思うけど、結局のところ、これが足りていなかったのではないか。

そのメソッドだけでなく、その意味の共有が不十分だったのではないか。

これは、他の老舗劇団の稽古を見学しても感じたこと。
演出家の「言葉」が役者、座組に浸透するのが早い。

僕がまだこの「言葉」を使いこなせていないのもあるし、その使い方を見つけていく作業、時間が必要なのではないか。

正規メンバーも増えて役割も固まってきた今、これからこの集団が演劇を続けていくなら、考え直すことのひとつに入れておかなければならないことなのではないか。

と、ひとり悶々と考えていても全く意味の無いことなのである。

就活をしていても、その合間に色んな作品(演劇に限らず)に触れていても、寝ても覚めても、もう演劇のことしか考えられなくなっている。

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