面舵、取舵について
元自衛官の山ちゃんです。
「5分間講話」ネタ第2段です。
船乗りなら、もちろんのこと
「おもーかーじ」、「とーりかじ 」の言葉の由来って知ってますよね。また、商船だと同じ意味で「Starboard」、「Port」
聞いたことありますよね。
今回は、この言葉の由来についてです。
面舵(おもかじ、英語: Starboard)とは、船舶の航行において、進行方向右に舵を転ずること。 実際の操船では“おもぉぉかぁじ”と発声する。
取舵(とりかじ、英語: Port)とは、船舶の航行において、進行方向左に舵を転ずること。 実際の操船では“とぉぉりかぁじ”と発声する。
これは号令を、甲板上の強風でも聞き違いされないための工夫であり、わざわざ明らかに異なるイントネーションとしたものである。
その由来は、方角を十二支に分けた場合の卯の方向(東、北を上にすると右)に舵をとることから、卯の舵(うのかじ)が徐々に転じて面舵(おもかじ)と呼ばれるようになったとされる。
分かりやすく言うならば、時計の短針3時が卯の刻、9時が酉の刻
英語ではstarboard(スターボード)という。これは、昔の船では舵を取るための板(Steer Board(ステアボード))が右舷に設けられており、これが訛って右舷側に舵を取ることをStarboardと呼ぶようになりました。
方角を十二支に分けた場合の酉とりの方向(西、北を上にすると左)に舵をとることから。英語ではPort、意味は岸壁。これは、昔の船では、舵が右舷側(Starboard)に設けられており、舵のない左舷を港側にして接岸することが多かったためです。
この話、知っている人が多かったと思いますが、どうでしたか?
ありがとうございました。また、次回お楽しみに!