進み続ける限り⑱
夢枕獏先生の「白鯨 MOBY-DICK」だが、まだ読み終えられていない。
来週に控える君津市議会本会議での一般質問の準備に動いていたこと、片頭痛でほぼ丸一日動けなかったこと、そもそも睡眠時間をかなり削らなければならないくらいバタバタしていた一週間だったことなどが原因である。
いや、しかし、それにしても読めていない。
まだ下巻の1/4程度しか読めていないのである。
今にして思えば、上巻を読んでいた先週が特殊だったのかも知れない。
さらに、実は昨日、状況が一変した。
「是非勉強してください」
と、政治に関わる本が大量に送り届けられたのである。
それらのタイトルを見ると、読みたいもの、読まねばならぬものが沢山ある。
そして、それらは趣味より優先して読まねばならないものである。
前回、読みたい候補の小説があるといくつか挙げていたが、どうやらそれらはまだまだ先になりそうだ。
だが、先に楽しみが有るのは、それはそれでいい。
いつの日か、色んなものから退き、ゆっくり老後を過ごす日が私にもやって来ると思っている。
その時である。
その時に、縁側に座って日向ぼっこをしながら、のんびりと小説を読んで過ごせればいい。
それまでは、やはり闘いの日々である。
闘える限り、闘わなければならない。
でも、でも、「白鯨 MOBY-DICK」だけは、取り敢えず先に読ませてください。
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