野球との出会い
僕が野球と出会ったのは小学生になったばかりの時でした。
3つ離れた兄の影響で始めることになったのですが、正直僕はサッカーをやりたかったんです。笑
でも、「サッカーをやりたい!」と両親に伝えると「サッカーをやると帰りが遅いから、家の鍵閉まってるよ!」と言われたんです!
「家の鍵がしまってるなら…」と妥協し、「野球ならいいよ」と言われたので、仕方なく野球を始めることにしました。
でも、初めて見ると本当に楽しくて、たまたま兄がやっていたこともあり小さな時から野球をしていたおかげで、同い年と実力の差をつけることができて、野球が好きになりました。
「こんな感じなら試合に出れるし面白い!」と、僕は思いましたね。笑
試合に出れることを前提で地元のスポーツ少年団に入団し、野球を始めました。
ですが、入団したチームが年功序列のチームで、実力があってもほとんど試合に出場することができなかったんです。
そんな中でも、野球の練習もすごい楽しいと感じるようになり、純粋に野球を楽しんでいました。
すると、4年生になると監督が変わって、結果を見てレギュラーを決めることになりました。
練習を楽しんでいた地道な努力が身を結び、4年生から試合に出ることができたんです。
僕は嬉しさが溢れ出ました。
初めてレギュラーとして試合に出場することができたんです。
その試合でしっかりと結果を残すことができて、1番手として安定することができました。
試合に出ていない時からどこでもついて来てくれてた両親に、試合に出ている姿を多く見せることができるから、「もっと頑張ろう!」と思えました。
ずっとどんなところにもついてきてくれる両親には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
僕は感謝の気持ちをしっかりと言葉にしようと思い、野球の試合が終わるたびに「今日もありがとう。」と伝えるようにしました。
両親もそれを聞いて喜んでくれて、僕も喜びました。
その後、5.6年生になっても安定して試合に出場し続けることができました。
もちろん打てない時期もありますし、うまくいかないことが続いた時もあります。
特に5年生から6年生に変わる時です。
5年生の時は、正直打てなくなる時期があまりありませんでした。
投手をしていても、活躍することができていたので、特に悩みもなく淡々と野球に取り組んでいました。
しかし6年生になると、「もっと速い球を投げたい!」「もっとホームランを打ちたい!」そんな欲が出てきて、ポテンシャルを最大限に活かすことが出来なかったんです。
その時期に初めて気づいたことがあります。
「自分ができることしか出来ない。」ということです。
当たり前のことかもしれませんが、できないことをやろうとしても出来ないんです。
できることに最大限の力を振り絞るしかありません。
出来ないことをできるようにしていくのは練習だけです。
試合でやろうとすると、うまく行かなくて当然ですよね。
ここで考え方が変わり、できることだけをやろうとした結果、僕は精神的に大きく安定しました。
6年生の時の1年間でかなり活躍することができ、後から知ったのですが、楽天Jr.の最終選考に選ばれていたようですね。
しかし僕は左投手に苦手意識が強く、それが理由で落選Jr.となってしまいました。
僕は悔しくてその後も必死に練習しました。
でも実は、技術以前に大きな問題があって、左投手を打てなかったんです…
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