東北選抜に選出と怪我
中学2年の秋の東北大会で東北選抜に選出され、台湾での交流試合へ参加することができました。
東北のシニアから代表32人の中の1人に選んでいただきました。
12月という真冬の時期に行われましたが、台湾はかなり暖かかったです。
僕は投手として選出していただき、東北選抜として何試合かに出場しましたが、結果は1勝8敗1分とかなり悪い戦績でした。
個人的には15打数5安打3打点と、野手としては割と良い成績を収めることができたと思いますが、投手としてはかなり微妙な成績でした。
というよりも、ほとんどマウンドに立つことができなかったんです。
東北選抜の監督から投球フォームについて指摘してもらい、東急フォームを実践の中で修正していました。
その中での試合だったから、投手としての成績が悪くても仕方がないところはあるかもしれません。
ですが、台湾での試合を終えて日本に帰ってくると、僕は投球することができなくってしまったんです。
なんと、台湾で指摘してもらった投球フォームで練習していたら、肩を痛めてしまったんです。
僕は、怪我というものが初めての経験で困惑していました。
本当に投球することができないほどの痛みだなんて思ってもいなかったからです。
野球ができない。
そんな辛い環境になるなんて想像もしたことがなかったから、とても辛い気持ちでした。
走ることもできなかったんです。
何もできない冬となってしまいました。
周りからかなり出遅れてしまう不安感で押しつぶされそうでしたが、野球ができなくなったことで、新たな発見をすることができたんです。
それは、野球を学ぶことができたんです。
プレーをしていると、視野は限られてしまいますが、怪我をしてグラウンドの外から見ることにより、プレーの中で見えていなかったところが見えるようになりました。
見えないところが見えるようになり、野球IQをk鍛えるきっかけとなったんです。
技術や体力面では遅れをとってしまったかもしれませんが、野球の知識や視野においては有利なスタートを起きれたんじゃないかと、前向きに捉えることができました。
前向きに過ごしていると、あっという間に春が訪れ、肩も回復し、実践感覚を取り戻していきました。
視野が広がったぶん、気持ちや動きに余裕が生まれ、怪我をする前より選手として成長できたと実感できました。
怪我をしてしまうのは良いことではありません。
市内に越したことはありません。
ですが、怪我をしてしまったとしても、成長するための行動はたくさんあります。
本当に成長したければ、マイナスな気持ちを持っている暇はありません。
それがとても難しいことは、僕自身わかっています。
そんなときは、仲間や指導者など、信頼している人に思い切り遠慮なく甘えてください。
解決できるかどうかは自分次第ですが、何かきっかけにつながるはずです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?