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炎上マクロン発言の背景

先日「台湾問題で米国と中国に追随するのは最悪」という発言で仏マクロン大統領が炎上した。

世界の自由主義陣営は、ウクライナの惨状を見て『一丸となって露中北のような専制主義国家を封じ込める重要性』を実感している所で、あの発言はないだろうと強い怒りを覚えた。

筆者はあんなにたたかれてまで親中、反米の発言をしたのには何か理由があるのだろうかと思った。その結果、(それでもマクロンは擁護できないが)背景にアメリカの自国優先のやり方に不満を持っていることが分かった。

あの発言に至るまでに以下のような流れがある。

1,中国オらつく
2.米①武器のもとになる半導体を中国で生産させたくない
   ②同時にアメリカ国内に日欧の産業を集めたい
3、米、これを機に半導体法案制定(自動車などの先端産業をアメリカ国内で         生産した場合税制優遇)
4,日欧が世界最大の市場であるアメリカに自動車などを売るためには米での現地生産の必要性
5、日欧はどうせなら自国生産での生産をしたい(雇用も増え、国内の活性化)
5,マクロン、アメリカにキレながら中国に外遊
6,習近平の甘い言葉に乗せられる
6,マクロン、中国寄りの発言

このような流れを見ても、選挙を控えるバイデンはアメリカ一人勝ちのシナリオを描いているのがわかる。

現状では軍事力でも圧倒的なアメリカの有利なようにルールは作られ日欧は追随するしかないのだ。ただこのような背景を知った後では、じゃあそうしたらいいのかと思考を始めることができた。

米に追随するしかない日本としては、マクロンのような発言をする西側の国の離脱を防ぎ、味方を増やしていくしかない。





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