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オリーブの効果と言えば70%を占めるオレイン酸の抗酸化作用や脂溶性ビタミンA、ビタミンEなどの美肌効果が有名です。

ところが、それ以外にも薬膳の視点からオリーブを見るとイタリアンでオリーブをよく食べること、夏場のアペリティーボに必ずと言っても良い割合でオリーブが出て来るのも納得です。

アペリテイーボとは、直訳で食前酒。

夕食が20時~21時に始まることの多いイタリアでは仕事終わりの18時~19時頃に軽く一杯、バールなどでおつまみを食べながら飲む習慣があります。

有名なドリンクはカンパリです。真夏は白ワインなども飲まれます。飲み物を頼むとおつまみは何種類もついてくるのが普通で、ソフトドリンクでもおつまみは出してもらえるのが嬉しいサービスなのです。

ここでは、美味しいチーズをたくさん食べるイタリアンで、オリーブの意外と知られていない効果について書きます。

オリーブの実の知られていない薬膳的効果

薬膳では、オリーブは、体を温めも冷やしもしない平性になります。

冷えている人も熱をこもらせている人も、誰でも食べられる性質です。

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その効能は、五臓の肺機能を正常にする他、喉の渇きを癒し喉の痛みや咳を鎮めると言われています。

それ以外にここで注目したいオリーブの実の効果は、二つあります。

オリーブの実はチーズの影響をなかったことにする

一つ目の注目すべきオリーブの実の効果はモッツァレラ、パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラなど日本でも有名な美味しいチーズを食べる食文化を持つイタリアならではの薬膳になっているということです。

乳製品は消化器系に当たる五臓の脾を弱らせると言われています。

梅雨や雨の日は湿気で脾が弱りやすいですし、イタリアに比べて湿気の多い日本では本来たくさんの乳製品を食べることはおすすめではないのです。

脾が弱ると、水分代謝が悪くなり要らない水分を体にためやすくなってしまい、それが原因で浮腫み、下痢、消化不良、頭痛、関節の痛み、めまいなどの不調が現れやすくなります。

でも、せっかくイタリアンを食べるなら、チーズを使った料理を存分に食べたいと思いませんか?デザートはマスカルポーネを使ったティラミスは絶対!と思っていたら、気づけばチーズばかりです。

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そんなイタリアンでも、オリーブの実を食べると「なかったことにする薬膳」になるのです。

食べても後悔しないためには、「チーズを食べるならオリーブも食べて!」です。

オリーブの実には、水巡りが悪くなり、体に溜まった要らない水分を排泄させる働きがあるからなのです。

チーズを食べ過ぎると要らない水分はドロッとなります。
ドロッとなったものはなかなかカラダから出しにくくなります。

この粘度を増した要らない水分は、私達が良く知るコレステロールや高脂血症の原因と考えられていて生活習慣病になる諸悪の根源なのです。

なので、チーズを食べるならオリーブを食べることを習慣にしておくとなかったことにする薬膳ができると言う訳です。

オリーブの実はワインの影響をなかったことにする

二つ目の注目すべきオリーブの実の効果は、ワインをたくさん飲んだ時にも発揮します。

大量のアルコールは脾を弱らせる原因なのですが、アルコールは熱の素。

チーズを食べてワインを飲んでいるとドロドロはもっと加速します。

なのでチーズを食べなくてもワインを飲むならオリーブの実をおつまみにして要らない水分を溜めないようにすることができると言う訳です。

そして、オリーブの実にはお酒の毒を解毒させる働きも言われています。

酔いを冷ます効果があるということです。

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美味しいチーズを食べながら美味しいワインも飲みたいアラフィフ世代は要らないものを体に溜めないように。

食べながらできるなかったことにする薬膳の方法として、イタリアンを食べるなら一品はオリーブの実を使ったものを選びましょう。

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