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薬剤師の私がお酒を飲まないと決めた理由〜メリットよりリスクが大きい
仕事終わりの一杯、友人との飲み会などお酒は格別ですよね。
しかし、薬剤師として働く中で私は「お酒を飲むメリットよりも、健康リスクの方が高すぎる」と感じるようになりました。
そして現在、私はお酒を一切飲まない生活を選んでいます。
「お酒をやめたいけど踏み切れない」「お酒のリスクってどれくらいあるの?」と考えている方もいるかもしれません。
今回は、私がお酒をやめた理由と、飲酒がもたらす短期・長期のリスクについてお伝えします。
お酒は、短期・長期ともに健康リスクが高い
飲酒に伴う短期・長期のリスクは想像以上に深刻です。
特に私は薬剤師として、飲酒が関わる病気に苦しむ患者さんを数多く見てきました。
そうした経験からも、「飲まない方がいい」と確信しています。
短期的リスク:思考力・判断力の低下
たとえ少量でも、飲酒は脳の働きを鈍らせ、注意力や判断力の低下を招きます。
また、飲酒による睡眠の質の低下も無視できません。
「お酒を飲むとぐっすり眠れる」と感じる方もいますが、実際には眠りが浅くなり、疲労が残りやすくなることが分かっています。
長期的リスク:依存・がん・脳萎縮・肝疾患など
長年にわたる飲酒は、依存症やがん、脳萎縮、肝臓病などさまざまな病気のリスクを高めることが分かっています。
特に、顔が赤くなる体質(フラッシャー体質)の人は注意が必要です。
このタイプは、飲酒によって体内に有害物質であるアセトアルデヒドが長く留まりやすく、
咽頭がんや食道がんの発症リスクが数倍に跳ね上がることが知られています。
私はまさにこのフラッシャー体質で、リスクを初めて知った時に飲酒をやめる決意をしました。
さらに、病院では長年飲酒を続けた患者さんの脳が萎縮している様子をMRIで何度も見てきました。
「お酒が脳にダメージを与える」という現実を目の当たりにし、飲酒の恐ろしさを痛感しました。
お酒をやめることで得られる安心と快適な毎日
「お酒を飲まないと楽しめない」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、私はお酒をやめてからの方が、心身ともに調子が良くなりました。
・翌日の体調を気にせず、毎日すっきり目覚められる
・がんや脳萎縮など、長期的な健康リスクを減らせる
・医療現場で見てきたような、飲酒関連の疾患に怯える必要がなくなる
こうしたメリットを感じ、今では「飲まなくて良かった」と心から思っています。
お酒の楽しさだけでなくリスクも考えて
「本当にその一杯、必要かな?」と一度考えてみるのも良いかもしれません。
まとめ
短期的には思考力・判断力の低下、睡眠の質の悪化などのデメリット
長期的にはがん、脳萎縮、肝障害などの重大リスクがある
特に顔が赤くなるフラッシャー体質の人は要注意
医療現場で飲酒の末路を見て「飲まない選択」を決断した
お酒を飲まない人生も、意外と快適で楽しいものです。
これを機に、「飲まない選択肢」について考えてみてはいかがでしょうか。