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大手調剤薬局・ドラッグストア・製薬企業の不祥事まとめ

【更新】2020年12月15日

今までに報道されたニュースや業界の媒体情報をまとめました。ここに記載があるからと言って、この企業が一概に”ダメだ”と言っているわけではありません。このような不祥事は大概一部の人間が引き起こしているものです。しかし、人事担当者が会社説明会でこのような話を自ら切り出す可能性はありません。一生働くかもしれない企業を探しているみなさんにはその過去を知る権利があると思うのです。

どんな会社やどんな人間にも暗い過去が存在するものです。しかし、その過去を受けてどのように行動しているか、どのように改善しているかということが重要なのです。恋人が昔ワルだったからと言って嫌いになるわけではありません。そんな部分も含めて好きになるのです。しかし、隠し事をされていたり、後から発覚するとショックが大きいのも事実。酸いも甘いも知ったうえで自分に合う企業を選んでいただければと思っております。

古い情報から新しい情報の順に記載しております。新情報が入り次第追記予定。【  】には報道された凡その時期を記載しており、(  )には参考資料を記載しております。

【2013年】ノバルティス社のディオバン(バルサルタン)に関る臨床研究論文に不正があると判明。(ディオバンがアムロジピンに比べ心血管系障害の発生リスクを大幅に低下させるという内容)恵慈医科大学、京都府立医科大学、千葉大学、滋賀医科大学、名古屋大学が関与した。(最終的にすべての論文が掲載撤回)2014年6月に元社員が誇大広告による薬事法違反により逮捕されたが、2017年3月に下された判決は無罪であった。その理由としてはデータの捏造は認められたものの、一般人の目に触れる広告に該当しないという解釈。(なんじゃそりゃ。)2018年11月の高裁判決でも同様に「誇大広告を規制する薬事法66条は学術論文を対象としていない」という理由から検察側の控訴を棄却した。ノバルティス社は上記の5大学に対して11億円以上の経済的支援を行っており、企業と大学の癒着が明るみに出る事例となった。(日本医師会、m3.com)

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