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【単体考察】ファフニール【アイドル】

初の単体考察。アモンとかメタトロンとかアリオクは過去記事で他の悪魔とまとめて考察してしまったので記念すべき初単体考察記事はファフニールとなった。
筆者が気に入っている煉獄高適性悪魔の一体なので、トップバッターとして相応しいと思う。

※この記事は2024年7月24日時点の評価です

毒殺系アイドルのココが凄い!

・固有スキル「貪欲なる煌めき」
このスキルを持っている悪魔が生きている間、毒状態の敵が受ける毒ダメージを200%増加させる。敵ターン開始時、連動効果が発動「敵全体のバリア状態を解除した後、敵全体を基礎確率50%で毒状態にする。」
スキルLv.4(MAX)時:毒ダメージ200%増加

アイドルの強さの源。本作の毒ダメージは「最大HPの5%を受ける」という効果であり、割合ダメージと違ってダメージに最大値が設定されていない点が大きな特徴。
つまり敵のHPが青天井の東京煉獄とは相性がかなり良く、β版では毒殺攻略がスタンダードになったほど。
正式版リリース後もスキルレベルを強化できる仕様となったため、現在でも一定の需要を保っている。

貪欲なる煌めきは毒で受けるダメージを200%増加させ、スキルレベルMAXでさらに200%増加させる。
これにより敵が受ける毒ダメージは最大HPの25%となる。

そう、毒ダメ4回で煉獄深層の敵すら倒れるのである…

・ある意味優秀な属性相性
このアイドルは叩かれれば叩かれるほど元気になる特殊な体質を持っており、東京煉獄内の全ての敵が使用する物理属性攻撃を悉く吸収する。
しかしバラエティ番組にありがちな氷結系や電撃系の罰ゲームは苦手らしく、視聴者やファンの方々にボーナスターンを与えてしまう。

大抵の場合は弱点属性の多さはデメリットと評価されてしまうご時世なのだが、毒が絡むと話は変わってくる。
ボーナスターンを得るということは行動回数が増えることになり、行動回数に比例して毒ダメージの判定も勿論増えていく。

東京煉獄のボスはプレスターンを3個所持しており、ボーナスターンをフルに使えば最大6回まで行動することがある。
本作の毒状態は最大4回分まで継続する仕様のため、ボスが4回行動してくれる&毒状態が最長判定という2つの条件を満たした場合、こちらのターンを迎える前にボスが毒ダメのみで死亡する。
後攻でバトルを開始し、自ターンを迎える前にワンチャンボス討伐してしまう煉獄内悪魔は理論上このアイドルだけである

もちろん自身以外が弱点を突かれた場合でもボーナスターンが発生し、弱点属性による大ダメージも聖痕でゼロにできる。
そのためわざと弱点だらけの味方を揃えることで毒殺の幅を拡げるファンサービスすら可能。弱点ネタの大御所芸人であるオルクスもビックリである。

番組MC(主人公)さえ過労死しなけりゃ可能性は無限大である。

・豊富なパフォーマンス
毒状態付与を狙えるタイミングは敵ターン開始時だけではない。
オート戦闘のAIは同じスキルを4回以上連続で原則使用しないシステムとなっており、東京煉獄も例外ではない。

このアイドルはマンネリ回避のため継承スキル3回発動毎にMPの余裕があれば握手会(べノンザッパー)を開催!潔癖症のお客様(物理無効持ち)にはマイクパフォーマンス(毒ガスブレス)でファン獲得を狙うのだ!

長期戦にも対応できるスキル構成もアイドルの強みである。

・作成難度が低い
実はこのアイドル、これだけ絶大な人気を持っているにもかかわらず警備がガバガバなのである。
合体産のG81なので黄色マスで適当に素材を混ぜているだけですぐに会える。強力な煉スキルを持った素材悪魔がトランぺッターに化けるリスクも余裕で回避できるのだ。

試験的に採用してシーズンと噛み合わなかったら返品OK。使い捨て可能な都合の良いポジションで常に出演枠を狙っているゾ!

・デザインがイイ
メタリックな質感でドラゴンのフォルムで胸元にハートのアクセントとか正直ゲームキャラのデザインとしてのセンスがえぐい。ジョジョに出てくるスタンドって言われても俺は信じる。

ファフニールの残念ポイント

・毒が付与できないと遅延
煉獄内で毒を無効化する敵は序盤に時々出現するペレくらい(あと穴巣始で即抜けするミシャグジさま程度)なのだが、貪欲なる煌めきはあくまで基礎確率50%の毒付与である。
深層では敵の運ステータスがかなり高くなるため付与率としては体感30%前後、狂い咲きの継承もあまり効果が見られなかった。

確実性に欠ける点はファンからも快く思われておらず、基本戦術に毒ダメを組み込むというより「ワンチャン毒付与できれば時短できるかな」程度の感覚での使用が推奨される。
(スパチャ投げるvtuber視聴者ってこんな気持ちなんだろうか。コメント読んでもらえたら良いなぁ…)

毒が付与できないと貪欲なる煌めきのバリア解除の連動演出の分が遅延となり、ファフ自身もただの汎用アタッカーへ成り下がってしまう。
毒付与成功時の時短力や相対的な被弾率低減は大きなリターンだが、完全なノーリスクではない点はご留意いただきたい。

・絶望的な魔ステータス
フィジカル方面に重きを置いたせいで魔ステータスは貧弱そのものとなっている(2024/7/24時点で408/419位)
おバカ属性と言えばまだチャームポイントの範疇だが東京煉獄は特定の属性に特化させての攻略がスタンダードである。
属性に幅を持たせるなら魔法攻撃力はほぼ必須であり、インテリ系ほど業界から引っ張りだこの時代となっている。

最近は物攻依存の煉スキルも増えているのでコンプライアンスを気にせず活動しても問題無いケースがほとんどだが、破魔煉獄などは未だに魔攻依存が主流なので折角作成してもただのトカゲで終わってしまうシーズンも残っている。

また、若者の間ではHP依存のスキルも流行しており固有スキルのレベルを上げても最大HPが増加しない悪魔達にとって強烈な向かい風になっている。

・止まらない火力インフレ
主にエグゼクティブなプロデューサーさんのマネジメントミス
年々狂暴化する新悪魔の影響を受けて煉スキルの威力もおかしいことになっており、威力300が軽く飛んでいくこともザラ。
連動効果でプレスターンが増える煉スキルも続々実装されているので後攻1キルのハードルは煉獄黎明期と比べて大分下がっているのが現状である。
そうなるとやはり確実性に欠ける毒殺プレイよりさっさとターンを回して引っぱたくゴリラプレイの方がタイムパフォーマンスが良くなってしまう。
この問題は異世界オーディンを始めとする多くの強悪魔に波及しており、東京煉獄においては悪魔本体が強い=時短という図式がもはや成り立たなくなっている。

このスキルインフレの波に乗れる悪魔はD2初期から実装されている「自前で連動効果を持たない」キャラ達であり、最新の環境ではステータスを力に振り切ったセトに注目が集まるほどである。
筋肉タレントが人気のご時世で絡め手メインのアイドルが生き残るには厳しい時代だが、煉スキルのドロップ率自体がクソオブクソな仕様に逆に救われておりギリギリ需要を保っている。
(煉スキルのドロップ率がクソ=ファフニールのメインウエポンスキルも入手性が悪いというジレンマも抱えているのだが…)

まとめ

煉獄黎明期は覇権悪魔として輝いていたファフニールだが、時代の流れには勝てず最近は落ち目というのが正直なところ。

しかし、コンテンツの仕様とは相性が良く毒を扱わせたら右に出る悪魔は居ない性能なのでまだまだバズる可能性は秘めている。
4凸も未実装(YouTubeから目を逸らしつつ)であり本体スペックを含めた上方修正のチャンスも持っているため今後も一定の需要を保ちつつトップアイドルの座を虎視眈々と狙う立ち位置を維持し続けるだろう。

※アイドルという表現は筆者特有のものであり、一般的な呼称ではありません。

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