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書けないリアルを書こうと思う。
自己紹介
初めまして。
「新米薬局経営者の憂鬱」です。
私は昨年に心機一転で新規薬局を立ち上げた、薬局の経営者です。
薬剤師歴は11年。
プレイヤー兼経営者というところです。
いろいろなSNSは行っておりますが、すべて開業とともに、店舗名や個人名をさらしてしまい、匿名性もなくなってしまったので、今回「X」と「note」の新規アカウントを作成しました。
匿名性を活かした記事(リアル)を書いていきます。
現状ネガティブ要素が多いので、苦手な方は避けていただいて結構です。
できる限り直球ど真ん中ストレートで。
今日は開業までの経緯を簡単に書こうと思います。
「新米薬局経営者の憂鬱」の開業経緯
1.調剤薬局というお仕事
私はもともと近くに全く医療関係者がいない中、血を見ずにできる医療職という適当な絞りで薬剤師を目指しました。
他にもリハ職や技師さん等あったにも関わらず、当時の私は医師、薬剤師、看護師という三職しか目に入っておらず、唯一血を見なくていいという結論から薬剤師を目指しました。
めちゃくちゃ単純な理由でバカバカしいですよね?
なお、就活では当初は新卒採用しかしていないという理由で麻薬取締官を目指しておりました。
これも今の奥さんと付き合っており、当時から結婚を視野に入れていたため、あまり危険な職業もまずいのかなと方向転換。
新卒段階からずっと調剤薬局一筋です。
そんな私ですが、本音でこの職業は大好きだから、11年続いていると思います。
「医療職」の一つのメリットとして、シンプルに患者様が帰られる際に「ありがとう」と言われることは大きいです。
地元が大好きで、いつか生まれ育った町に恩返しができれば…と医療職も目指したので、そのあたりは大きなずれがなく、とてもやりがいを感じながら仕事をしております。
うがった見方をすれば、処方せんという医師からの指示書通りに薬を用意して渡すだけの「袋づめ師」とネット上でたたかれる薬剤師。
ただ、医師も短時間で患者様からの聞き取り、検査の指示、診断、処方と行っているため、薬のダブルチェックの要として薬剤師が大いに役立っている自負はあります。
一定数は
薬剤師と話したってなんの足しにもならない。
薬だけもらえればいい。
等いろいろ言われますが、
こんなことまで薬局で教えてくれるんだ。
話してよかったよ。
の声もしっかりいただいております。
どんな仕事であっても、クレームもあれば、良い反応もあります。
トータルして薬局薬剤師という仕事は大好きです。
2.調剤薬局という仕事の嫌いなところ
こんな私ですが、調剤薬局の嫌いなところもあります。
嫌いというより難しいところ?
薬局はほとんどが一般法人です。
要は営利団体なのです。
医療を行いながらも営利を追求する。
簡単にはそんな感じです。
私個人的にはこれ自体に異を唱えたいわけではなく、行った医療サービスに対してフィーをもらうことはいたって普通なことだと考えております。
ただ、自身の生活もかかっていながら医療を行う過程で、どうしても利益に偏ったり、医療に偏ったりするわけです。
例えば、あまりに薬が飲めていない方に対して、お薬の残数を確認して調整したうえで、薬を一包化(服用時点ごとに袋詰め)をする提案を行い、実践するに対しても、その仕事に対してフィーがつかない場合も多々あります。
それを医療サービスとして割り切るか、見て見ぬふりをして、効率化するか。
そのあたりの判断は一般薬剤師、上司や経営者各々異なります。
上の例なんかは極端ですが、その考えの度合いなんかでもめる例は多々あります。
医療と営利を天秤にかけた時の割合(9:1や8:2、7:3など)をどのようにとらえているか、いろいろな人を見てきました。
また、上記の割合の最適解を知るために効率化の方法やマインドをいろいろ経験したくて何度も転職を行いました。
結果、効率化の方法こそ学べても、マインド面は千差万別で、トップダウンによることがわかりました。
店の長も経験しましたが、サラリーマンのうちは会社の懐事情すべては把握できないため、新規事業を行うにしてもトップの顔色を確認しなければいけませんでした。
*好きなようにしてもいいという経営者とも出会いましたが、性格上人のお金を使うチャレンジすることに一歩引いてしまうので…。
そこを自由にするためには自分の身銭を切ったうえで、お財布事情を分かったうえで、自分の天秤で仕事をしたくて独立を志しました。
3.独立
一個人としての目標は、サラリーマン時代で稼げていた年収を維持しながら、経営を続けること。
いろんな経営者の先輩方には志が低いといわれましたが、自分の中で、一人ひとりの患者様としっかり向き合いながら、業務を取り組みたい。
病院(クリニック)→患者様 :院内調剤
病院(クリニック)→薬局→患者様 :院外調剤
でやや値段も上がるのに、同じレベルで仕事をしているとメリットを感じれないという方が嫌なのです。
それを体現するには自身が心置きなくトップダウンする立場になればいいと。
そうです。
これも安直です。
ただし、やった仕事に対してフィーは取り逃さない。
無理にお金をとるわけではありませんが、取りこぼしやそこにおける算定しないというサービスは行わない。
それが私のスタイルです。
そして開業
そんなこんなで薬局薬剤師歴10年で開業に至りました。
開業秘話や、現在の経営状況などは以降記事を上げていこうと思います。
もし興味がわきましたら是非またみてあげてください。