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2023春環境系学生未来塾in耶馬溪~小さな経済圏で生きる。正しさより、楽しさ。正解より、問い。未来より、今。~
「世界とのつながりを醸し出し 私と共に生きることを探求する 場づくり杜氏」のやっくんこと福元です。
屋久島を起点に「人と自然、人と人、人と社会をつなぎ関係性をアップデートする」をミッションにいろいろ活動をしています。
大分県は耶馬溪で、環境系学生未来塾in耶馬溪を2023年2月13〜16日に開催しました。
認定NPO法人自然復元協会による主催のもと、株式会社森と人ととNPO法人HUB&LABO Yakushimaの3社合同開催で、耶馬溪未来塾が無事終了しました!
未来塾第1回に参加してくれた太とそうちゃん共に未来塾という場をあらためて一緒に作ることができて本当に幸せでした。
「地域に根ざして生きる」をテーマに自分自身と地域と向き合った4日間。
♯分かち合う暮らし ♯応援しあう関係性を育む ♯小さい経済圏で生きる
と共に未来塾の対話時間が混ざり合った良き時間でした!
未来塾に対する太の思いはこちらから
地域に根ざして生きる
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今回のテーマである「地域に根ざして生きる。」
屋久島にUターンして10年。屋久島で活動している僕としては、根ざし的生きているつもりでもあったし、だからこそあらためて地域根ざして生きることを考えさせられた時間でした。
そんな時に耶馬溪でお話しいただいた、おーたろうさん、はなえさんの言葉が胸にぐさっと刺さりました。
「田舎って、玄関をあけて勝手に人が入ってくるし、突然人が会いにくる。着飾った自分じゃなくて、そのままの自分で接するしかないのが田舎。」
「田舎って人が少ない分、いろんなことが浮き彫りになる。自分自身がどんな人間かが重要だよね。」
マイナスな感じしかない気がしますが、これが田舎の現実。
地域に根ざすとプライベートもありません。苦笑
だからこそ、コミュニティの強さがあるし、人と人の距離が近い。
人間性が問われるのも無理がないのも百も承知。
良きところでもあるし、悪いところでもある。
どこにでも住める現代社会に、
「地域で生きる」のではなく「地域に根ざして生きる」意味を考えさせられました。
正直根ざすっていうのは、めんどくさいし覚悟がいること。
僕は屋久島が故郷であって、すでに根ざしていました。
だからこそ、根ざすことに抵抗もなかったし考えなくても根ざしていた気がしています。
ちょっと覚悟が足りなかったのかもと反省も。
地域に根ざす覚悟をもっともとうと思った時間でした。
小さい経済圏で生きる
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耶馬溪未来塾は地域の方々に協力していただき、本当に小さな経済圏で生きることの豊かさを教えてくれる時間でした。
会場のサイクリングターミナルを起点に、
夕食の会場と夜の時間を過ごさせていただいた旧平田郵便局
地元食材を使って豪華な食事を作ってくださったらすた食堂さん
裸の付き合いをしたお風呂は毎日日替わり温泉。
ゆったり里山じかんをすごした暮らしをつくるシェアハウスhitotose
想いを語っていただいた、六月八日(久恒山林株式会社)さん、おーたろうさん・はなえさん、豆岳珈琲
耶馬溪という小さな経済圏で未来塾が運営されていました。
失礼な言い方になってしまうかもですが、この地域の小さな経済圏だけで本当に豊かな時間を過ごすことができました。
いや、小さな経済圏だったからこそ、それぞれの濃さが繋がり、循環する耶馬溪の豊かさを伝えてくれたのかもしれません。
里山暮らしの豊かさを感じた瞬間でした。
新百姓という生き方
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耶馬溪でいろんなことを学ばせてもらいながら、一番ビビッと来たこと。
それは、まゆちゃんからお薦めしてもらった本でした。
農家としての百姓ではなく、新百姓ではこんな定義で百姓を語っています。
「百姓」は今日ではたんに農民を意味する言葉ではない。
百姓はあらゆる生活のノウハウのことを意味していて、
できるだけたくさんのそれらのノウハウに通暁した生活人を、
新しい意味で「百姓」と呼ぼうというのが、今日の流れである。
(「創刊によせて」中沢新一)
新百姓は、効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。そういったものに疑問を持ち、新しい生き方を探求している人たちの問いと実践の物語を紹介する雑誌です。
「不足し奪い合う世界」から「分かち合い、豊かさをつくり楽しむ世界」を考えさせられた本。
まさしく耶馬溪の生活そのもでした。
時間も資源も人間にとっては限りあるもの。
だからこそ、手の届く範囲で謙虚に自分で暮らしを作っていくことが、これからの社会を生きる上で大切なことだと感じています。
雑誌の中に載っていた価値観。
1、正しさより、楽しさ。
2、正解より、問い。
3、未来より、今。
激しく共感しかなかった言葉。
この生き方で未来塾は作ってきたし、僕の生き方の主軸でもあります。
僕も新百姓を目指していこうかと思った瞬間でした。
全体性・一体感
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僕は場づくりや地域づくりを通して、全体性・一体感を大切にしています。
耶馬溪でもこのことをさらに強く感じることができました。
耶馬溪未来塾は「地域に根ざして生きる」がテーマ。
根ざして生きるとは、その土地の人や自然、歴史や文化と共に生きるということ。
等身大の自分でぶつからないとできない暮らし。ある意味人間性が問われることでもあります。
それが苦しいしめんどくさい、一方で恩恵をダイレクトに感じられるからこそ豊かさを一番に感じられることでもあります。
耶馬溪の未来塾で表現するなら、「分かち合う暮らしであり、小さい経済圏で生きる」こと。
地域根ざすからこそ見える豊かさと覚悟を改めて学んだ時間でした。
耶馬溪未来塾、本当に豊かな時間でした。
未来塾がみんなの中で育ちつつあることを感じられた時間でもありました。
改めて
一緒に場を作ってくれた、
あかりん、ふとし、そうちゃん、まゆちゃん、ひかり、きき、ささっちょ
一緒に暮らしを共にした
さく、れお、ゆな、ひとみ
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ありがとうございましたー!
耶馬溪未来塾の日々
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