2022夏環境系学生未来塾in屋久島~感謝のつながりを忘れずに森のように生きること~
「世界とのつながりを醸し出し 私と共に生きることを探求する 場づくり杜氏」のやっくんこと福元です。
先日のWell-Laboで久しぶりにbeの肩書きを更新しました。
さて、屋久島で11回目となる環境系学生未来塾in屋久島を2022年9月2〜6日に開催しました。
前回に引き続き、新型コロナウィルス感染拡大が治らないご時世に、こんなときだからこそ対面イベントが大学生に必要だと決断し開催。さらに今回は、台風が屋久島に迫ってくる中の臨機応変な対応や途中宿泊場所が変わるなど、例年に増してイレギュラー対応だらけ。今回も我ながらよくやりました。苦笑
振り返ってまず最初に思うことは、この未来塾の場を作るために多くの人に支えられて場を作ることができたという感謝。
焚人や事務局スタッフ、想いを語ってくださる大人の皆さん、お弁当を用意してくださった方、宿泊施設の方々、家を5日間も開けてることに理解を示してくれている家族、本当に多くの方のお陰で未来塾という場が創るられているんだと、繋がりの中で未来塾が支えられていることが幸せだと改めて感じています。
未来塾を共に作ってくださったみなさん本当にありがとうございました!
そんな未来塾の様子はこちら
未来塾に対する思いはこちら
命を削ってるんじゃなくて、磨いてる
屋久島では半年に一回開催している未来塾。
ゆるそうに見える僕も半年に一回全身全霊をかけて場づくりに挑んでいます。
正直な話、未来塾が始まる前と開催中は睡眠時間が極端に短くなるのも事実。。。。
感覚的には、「半年に一度の命を削ってる感覚きたー!」
っていう感じです。
嘆いてる訳じゃくなく、ある意味心地よいからできてるのであって、精神的には無理をしていないつもりです。(肉体的には削られてます。。。)
そんな時に焚人からもらった言葉。
「やっくんは命削ってんじゃなくて、磨いてるんじゃないの!?」
なるほど!僕は命磨いてるんだ!
と単純な僕は腹落ちさせました。
未来塾では毎回参加者や焚人(スタッフ)から人生の豊かさをもらっています。
未来塾を開催することで、価値観という魂をアップデートしている感覚。
極限に状態になることもありますが、そんな時だからこそ獲れるものもあると信じています。
焚人と未来塾
人材養成を生業にしている中で、いろいろなことを伝え、学び合ってきました。
生きる力を育てたい。
最終的なゴールはそこにあるけれど、
もっと人と人が心地よい関係性で、場や環境と接する中で学び合うことができないのか。
そんなことを問いとして持っている中で、
最近辿り着いた一つの人材像「焚人」。
焚人とは、
心に焚き火のような温かい心を持つ人
焚き火を囲むように対話ができる人
焚き火を囲むように、その人を中心に対話が始まる人
焚き火を囲むような対話の場を作れる人
半年間のオンライン対話を月に2度ほど対話を重ねながら
焚人は未来塾の場に挑んでくれています。
未来塾では、焚人が一番未来塾を楽しめるように場を作っています。
焚人それぞれがあたたかい命の燈をともしながら、参加者と対話することによって、今回も焚人の燈を囲みながら焚火をかこむように参加者が対話をする場ができあがりました。
場が生き物のように育ち醸し出されている感覚が嬉しかった今回でした。
嘆くことで世界は動き始める
その中でも一番嬉しかったのが、焚人トークの葛藤。
焚人トークは未来塾中にそれぞれが、対話の場をつくる時間。
前回までの流れは、半歩先を歩く未来塾の先輩として、自分を語る時間。
毎回参加者から好評をいただいていて、手が届きそうな未来にいる焚人の在り方から、学ぶからこそ勇気づけられる時間だと感じていました。
いつにも増して個性豊かな焚人が集まった今回。
今回も豊かな場が造られるんだろうなと安心しきっていました。
それが、焚人トークが始まる直前に焚人たちから相談があると呼び出され。。。
びっくりした反面、お!何かが始まるとワクワクしていたのは内緒です。笑
僕も次の人生デザイン概論の準備をしていたので、しっかりと言葉を覚えていませんが、
「自己開示すことになる自分の話をするのに自信がない」
「昨日の大人の話と比べると自信がなくなるし、3日間を通して話せる自信がなくなった」
「自分の話をすると自分の自慢をしてるように感じてしまう」
とその時受け取りました。
そこで焚人たちからの提案
「自分が話すだけじゃなく焚人それぞれが作りたい対話の場を創らせて欲しい」
焚人がそれぞれ葛藤を抱えながら、真剣に場に向き合ってくれているなぁと嬉しくなる提案。
焚人の好きなようにやっていいよ、と伝えそれぞれの場づくりがスタート。
焚人がそれぞれの焚火を元に対話の場を醸し出し、それぞれの焚人の世界が動き出したてる豊かな時間でした。
自分と向き合い嘆くことで、自分自身の世界を創り始めた彼ら。
世界が動き始めた瞬間でした。
環境とわたし
今回の未来塾での問い。
「あなたにとっての環境とはなんですか?」
具体的に答えられない学生がほとんど。
環境とか自然とか抽象的な概念すぎて改めて考えることってなかなかですよね。
僕もこの問いは面白いと思っていて、渡してくれたあかりんに感謝。
改めてやっくんの環境とは、「循環であり、エコシステム」だと思っています。
ある意味、環境とは生き物で、命の集合体。
その中の一つの点としての私が、環境と私。
それは、森のようなものだと思い描いています。
そして、森のように生きることが僕は美しいなとも感じています。
それぞれがただそこにいながらも、関係性をもって生かし生かされ合う状態。
有機的につながる、全体性が人間社会にも必要だと思います。
そんな社会を作りたいと思いながら活動してるのも僕です。
森のように生きること
僕は見えない世界の表現や直感の表現をすること
を大切にしています。
それは、場づくりにおいても、コミュニティ運営についても。
僕の見えない世界の表現は、
「森のように生きる世界=尊厳を守り、多様性あるふれる世界」
個々の尊厳を守る。
それは、自分の価値観を最大限に尊重しながら生きること。
その上で大事なのが多様性。
多様性とは違いを認めることだと僕は認識しています。
違いがある以上、理解できないこともあることを理解する。
もっと解像度をあげると。
多様性を認めると言うことは、
どんな人も生きづらさを抱えている状態を許容すること。
だからこそ未来塾では、もやもやや嘆きを分かち合い。
それが希望になっていきます。
生きづらさを持っていることを
自分も他者も認め合いながら
幸せになっていく。
多様性とは違いをみとめること
だれでも生きづらさを持っていいてそれを許容する世界。
それが森のように生きることです。
他力本願と感謝
僕は基本的にスペックが低く、自分1人では大きいことはできないと自負してます。
だからこそ、人の力を借りながら自分の願いや人の願いを叶えていく。
他力本願を座右の銘にしてます。
冒頭でも記したように、未来塾は多くの方の協力によって創られた場です。
だからこそ、本当に尊い場であるし、一人一人の想いが詰まったかけがえのない空間になります。
繋がりの中で場を醸し出せることに本当に感謝です。
感謝とは世界とのつながりをしっかりと認識することだと感じています。
世界とは、人とのつながり、環境とのつながり。
今回も多くの方に助けられながら未来塾と言う生きもののような場を創造することができました。
それぞれの焚火で場を醸し出してくれた焚人の
あかりん、しんぺいさん、りん、すーちゃん、れふと、もかか、さき、ぬま
参加者として一緒に世界を作り出してくれた
ひま、ともごん、ゆづき、さえ、さふぉんぬ、しもしも、うた
それぞれの想いを学生に届けてくださった
けいたさん、たくぞうさん、あいこさん、ささっちょ、やりちゃん、こうへいくん、ちぇりー
本当にありがとうございました!
感謝のつながりを忘れずに森のように生きることをこれからも創り続けます。
そんな感謝を込めて作ったのが、ふりかえり動画
BGMも感謝を込めたサンボマスターの「花束」
を使わせてもらいました。
僕の感謝を込めて最後に歌詞を載せます。
未来塾の様子
過去のふりかえり一覧