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防火管理者新規講習会
今年、新たに区長になった人は無料で甲種防火管理者新規講習会を受けれるというので、参加してきました。10月9日(6時間)・10日(4時間)の2日間で開催された講習会の参加者は25名。「昨年は中止。今回は島内の新型コロナ感染者が実施前に2週間発生しなかったので、実現した」ということらしいです。
資格取得はとっても久しぶりです。10年程前は毎年資格取得に励んでいました。思い出したのは「危険物管理者乙種4類」。ブックオフで中古本を買ってきて、一か月勉強して一発合格。やればできる子なんです。でも、昔の話なので、なかなかの喪失感は否めません。今回、勘違いしていて、「危険物管理者甲種」だと思っていました。共に国家資格です。
防火管理者資格は、一定規模以上の建物や工作物といった施設における火災の予防や消火活動の責任者になるために必要です。 消防管理について消防法で義務付けられている防火管理制度を正しく履行するための資格です。
今回のお話は町役場社会教育課からいただいたお話で、公民館の管理に必要ということのようです。本来なら、受講料が4,600円が必要な講習です。
受講前一週間の検温が義務付けられたこの講習は三密を避けるため、自分の周りは前後左右8席程空いています。
1日目はテキストを2冊手にしました。
・防火管理の意義と制度の概要
・火気取扱いの基本知識と出火防止対策
・施設・設備の維持管理
・消防設備の操作要領
まで。初めて消火器を使いました。
意外と、知らないことが沢山ありました。そして、今までの記憶が結構蘇って来ました。10年以上前企業で働いた時、事務所にあった防火設備や防災訓練や組織図。「そうだったのか」、と。
でも、「おいおい」と思うこともありました。
「火災報知設備」に携帯電話の前提が全くないのです。小学校から馴染みのある火災報知器にジャックを繋いで施設内で通話ができるんです。(P型1級、R型)ネットで調べたら、やっぱり同じように感じる人がたくさんいます。「携帯電話を使うでしょ」
「中には固定電話をしている間に火に巻かれて死亡した、なんて事故もあります」らしいので、やっぱり、火事の際は携帯電話を使いませんか?
座学の後、施設内の防火設備を実際に見学しました。
2日目も座学の続きです。
・自衛消防
・火気取扱いの基礎知識、出火防止対策
・防火管理の進め方と消防計画
最後に、防火管理者の変更手続きや消防計画作成についてお話があり、修了証の交付です。考査はありません。アンケートさえありません。受講すれば得られる資格です。
島外にはこの「防火管理者」という仕事もあるのだという。屋久島ではないそう。
この資格を持っていると、責任が生じます。火事が起きた際に防火管理責任が問われ、場合によっては刑事処罰されます。
とはいえ、平野公民館は普段は人が常駐しておらず、火災設備の定期点検くらいではないでしょうか。
帰りに「Warung Karang」さんで自分へのご褒美をいただきました。
自家製パッションフルーツ、ベーグルチョコアイスに加えて生カルダモン(めちゃくちゃ香りがいい!知っている限り、現在、屋久島でカルダモンが買えるのはここだけ)を加えて離島割込み500円、島民割が大活躍です。
元気回復するうちに、公民館によって防火設備を実際に確認するのをすっかり忘れてしまいました。