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屋久島で一番近い岳詣り

屋久島では各集落で岳詣りをする風習があります。
奥岳(宮之浦岳・永田岳・栗生岳・黒岳)と呼ばれる1000メートルを超える御岳や里に近い前岳に「登拝」する岳詣りがあります。年に3回するところもあれば1回のところもあります。中には1泊2日かけてお参りする集落もあります。

平野区では第二次世界大戦中は、奥山に参詣していましたが、現在は前岳(平野権現様)のみ、五穀豊穣、家内安全を祈願して御岳に参詣しています。

コロナ禍ですが、昨年も少人数でお参りしました。
朝9時にゆるっと公民館に集合します。服装は長袖長ズボン、帽子、長靴・登山靴、虫よけ。皆、軽装備で車に便乗して麓の平野権現入口まで。

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お供え

お参り

屋久島は山岳信仰の島と言われます。岳詣りには海から砂を持ってきて、山にお返しします。その他、米、お神酒(焼酎)、塩をお供えをして一人づつ感謝したり、お願いごとをしたりします。

お参りの後、皆でおやつをして記念撮影。

おやつ

記念写真

平野集落を一望できる岩上に上ります。その風景が僕のホーム写真になっています。

ひと息ついて、例年なら、公民館でお昼を一緒に食べていました。コロナ禍で昨年は中止となりましたが、今年は何かしたいですね。
そうそう、平野の岳詣り、平野権現入口からお参りして、下山するまで36分(2018年)でした。これは屋久島で一番近い岳詣りです。
平野以外の方、体力に自信がなくても大丈夫。大歓迎です。一度お参りしてみませんか?
今年は9月23日(祝・木)予定で、全員マスク着用になるでしょうか。

※日程や内容を変更する場合があります。