コーヒーを好きになった話
僕がコーヒーを好きになった話は遡ること約20年前。コーヒーの楽しみ方が沢山あることを知った国です。
赴任して地方で初めて行ったカフェはここ。
市場に行けば、コーヒー用品が売られていました。
とってもエコなストーブ(七輪)
それまでは特にコーヒーを意識することはありませんでしたが、仕事場でも、同僚の家に遊びに行けばご馳走になって、旅行に行っても、居酒屋にいってもコーヒー。
決して裕福ではない職場の食堂にエスプレッソマシンがあったのって、普通でないでしょ?何十周年か記念行事での職場の写真はコーヒーではありませんが。
道を歩けばカフェにあたる
くらいの首都アジスアベバ。あまり覚えていませんが、コーヒー1杯20円くらいだったか。どうして、もっと写真を撮っておかなかったあ後悔していますとも。当時は携帯電話もなく、フィルムカメラの時代でした。
カフェにもいろいろあって、エスプレッソマシンがないような店もあります。そういう店は伝統的なコーヒーの淹れ方をします。
⑴炭に火を入れる
⑵草を飾る
⑶香を焚く
⑷コーヒーを炒る
⑸つまみを振舞う
⑹湯を沸かす
⑺コーヒーを挽く
⑻コーヒーを煮出す
⑼コーヒーを小さな器で出す。
⑽砂糖、塩、バターなどと一緒に呑む。
(⑾正式には2番コーヒー、3番コーヒーまで呑む)
地方に遊びに行ったとき、見知らぬアジアの旅行者を自宅に招いてコーヒーを振舞ってくれる文化っていいでしょ。
どんなに田舎でも「スック」と呼ばれる小さなコンビニにコーヒー生豆が売られています。
コーヒーって「贅沢品」とまでは言わないけれども「もてなす」シンボルなんだと思いました。
コーヒーがつなぐ、そんな世界は”先物取引”に左右されない、豊かな世界なのではないかと思うのです。