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やくしま夏まつり

「やくしま夏まつり」は移住してすぐの夏に参加したっきりです。

舞台を組んで、夕方頃からワイワイ出し物が始まります。出店が並び夜が更けていきます。まつりの最後は間近に見る花火です。

そんな夏の風物詩が今年も中止になりました。中止を決めるには、いくつかの事情があるからです。

原因は終息を見ない「新型コロナ感染症」です。
これがなければ何から何まで違います。

未だ感染者・死亡者が伝えられる中、先立って鹿児島県や九州広域、全国レベルの大きな催しが”ことごとく”中止になっています。そして、屋久島町では体育大会などの中止が決まりました。どの地方自治体や各種団体は『仮にイベント実施をして、多くの感染者、クラスターを発生させたら責任を負えない』との判断です。

「大会主催者・責任者」というのは事故や事件がひとたび発生すると矢面に立って、「事前に防げなかったのか」「どう責任をとるのか」、最大限、最悪の事態を想定しなくてはいけません。

新型コロナ感染症については昨年来、変異種もあり、完全な予防法が確立されていません。幸い日本では重症感染率・死亡率が他の国に比べると著しく低いですが、実態の解明には至っていません。

ワクチンは「万能治療薬」と呼ぶには程遠く、逆にワクチン接種による「アナフィキラシー症候群」「後遺症」「死亡」などが報告されており、また、効果も低い場合があると報道されています。「臨床実験が終わっていない」というのも心配です。『新型コロナ感染症は全てにおいて異例』ということだけは間違いありません。

夏まつりを開催するにはお金が必要です。やくしま夏まつりを開催するには300万円必要だそうで、その殆ど全ては寄付金で賄われています。寄付をするのは町の商店や企業です。このコロナ禍で収益が例年を大きく下回っている状況でどれだけ集めることができるでしょうか。集めるのにも時間と人手が必要です。話によると、寄付集めには3か月程時間は必要になるそうです。

そんな訳で、「万能薬」と「300万円」があれば今年の「やくしま夏まつり」を開催できます。

(写真は多分、「安房まつり」のものです)