見出し画像

半導体不足

半導体とは電気を良く通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との、中間の性質を持つシリコンなどの物質や材料のことです。

代表的な原料は元素半導体のケイ素、ゲルマニウム、化合物半導体のヒ化ガリウム、リン化ガリウム、リン化インジウムなどがあります。

ケイ素は地球上で酸素に次いで多い元素と言われ、屋久島電工では日本で唯一「ダイヤシック」という炭化ケイ素の製造を行っています。炭化ケイ素の結晶に電流を印加すると発光する現象が起こり、発光ダイオードの原型となりました。屋久島電工は1952年に、「炭化ケイ素の製造会社」としてスタートし、製造過程で大量の電力を必要とするため自家用・水力発電所をつくっていまし た。その後、島の要請により余剰電力を島内需要に向けて供給するようになった歴史があります。現在では屋久島は99%以上再生可能エネルギーの島となりました。

半導体では通常、温度が上がると電気伝導性が増す性質があります。先日、ガス給湯器を注文しようとしたところ、軒並み「在庫なし」「納期未定」ということで、びっくりしました。身近なところで影響が出ているとは思いもよりませんでした。

これらの他に半導体が使われている代表的なものは自動車や家電です。

半導体不足の主な原因は新型コロナ感染症拡大の影響と対中制裁見られています。

また、半導体の「偽物」や「粗悪品」が流通しているようで、中国や韓国、東南アジア製で、古い旧式や廃棄された家電から回収された中古の半導体を、外観だけ整えたり、大手メーカーのロゴを勝手に使ったりした「偽物」がインターネットサイトで販売されているそうです。そのまま車のドライブレコーダーや美顔器、電子たばこに組み込んで製品化され、作動しなかったり、発火することもあるという。