高齢者支援会議⑵
島内クラスターの影響で延期になっていた第2回高齢者支援会議を開きました。
①高齢者向けモビリティ
屋久島の公共交通機関は脆弱です。バスは1時間に2本、集落によっては1日2本しかない。車がライフラインと言っていいです。
屋久島町では高齢者の経済的負担の軽減を図り、積極的な社会参加の促進などを目的として、町内に住む70歳以上(その年度内に70歳になる方を含む)で、バスの利用が可能な方のうち希望される方に、島内の屋久島交通バス路線利用の際、1年間乗り放題となる「屋久島町高齢者バス利用カード」を有料(個人負担4,000円)で交付します。
最近では普通自動車免許証を返納した人であれば利用できるようです。
2019年にまちづくりLABOに参加して、CREWというサービスを屋久島に導入しようとしたことがあります。タクシーではない一般のドライバーと乗客をマッチングするライドシェア・アプリ「CREW(クルー)」です。
町役場とCREWの運営会社をつないで探ってみたんですが、以下の理由で採用を見送りました。
⑴屋久島は集落間の距離が長く、料利用金が高く(タクシー並み)なる為。
⑵タクシー業者とサービス干渉するため、役場としては支援出来ない為。
因みに、このサービスは現在新型コロナ感染症の影響でサービスを停止しているそうです。
②移動販売サービス
「ご高齢の方も実際に物を手に取って買い物したい」
以前、いつだったか、離島のある集落で、時間前から移動販売車に人が集まり、移動販売車の話です。
検索してみると、結構Hitするんですね。
一番最近のトピック(福島県只見町2021年5月16日)を見て見ました。
只見町では社会福祉協議会が身近な商店の減少による、生活、食料品等の購入が難しい地区へ買い物支援(移動販売)を募集して始まったようです。
屋久島町の社会福祉協議会でも同様のサービスができないものでしょうか。
余談ですが、只見町のHPは素晴らしく見やすく使いやすいです。
③ヤスデ
平野区のヤンバルトサカヤスデが発生した場所などヤンバルトサカヤスデについての情報共有をしました。(1・2)
④墓地管理
墓地を管理できない高齢者がいるということもあり、今年度中に墓地管理組合を正常化するため、次回の高齢者支援会議に管理組合役員、役場のご担当を招いて話し合いを進めることとしました。
⑤個人情報
介護保険法で定義される要支援と要介護の違い。「要介護」とは、入浴、排泄、食事等の日常生活動作について常時介護を要すると見込まれる状態のことをいい、「要支援」とは、現在は介護の必要が無いものの、将来要介護状態になる恐れがあり、家事や日常生活に支援が必要な状態をいいます。
集落には「要支援」「要介護」に分類されるような高齢者がおられます。しかし、ご本人が望まない場合があります。区として、周りの人たちはどのように接していけばいいのでしょうか。また、町として、どのような対応をしているのでしょうか。
前回の行政事務連絡会議でも議題に上がりましたが、情報共有は個人情報保護法を理由に区への共有は殆どありません。「気が付いた時には自宅にはおられず、施設に移っていた」なんてことも起きているそうです。