見出し画像

やくのしま⑱

ガジュツ
というか紫ウコン。無敵です。

屋久島の気候にばっちり合っているガジュツは”放ったらかし無農薬”でもきっちり育ちます。

ガジュツはショウガ科ウコン属の多年草。別名「紫ウコン」ともいうが、ウコン、春ウコンとは別種です。英語名はゼドアリーまたはホワイトターメリック。根茎が生薬として用いられ芳香健胃作用があります。ウコンよりも薬効は強いとされています。

屋久島では1933年から屋久島に古くから民間伝承薬として薬草ガジュツを利用して製造された「恵命我神散」という胃腸薬があります。1937年には東京の銀座から全国販売、1942年には海軍の指定薬となりました。

ガジュツは家庭薬として胃腸薬に配合されていますが、漢方で使われることはほとんどありません。
薬効は肝臓・腎臓の強化作用・抗ガン作用・血液の浄化作用・胃腸障害の予防・老化防止作用・糖尿病の予防・高血圧の予防・動脈硬化の予防・殺菌・抗炎作用・肥満の予防・高脂血症の予防・美肌作用・便秘の予防・歯の病気の予防・切傷や二日酔いの改善・免疫力強化作用・活性酸素の消去作用、最近ではアニサキスに対する駆虫効果、ピロリ菌の除菌効果なども明らかにされています。

「良薬、口に苦し」とはよくいったもので、激しい苦味があります。