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やくのしま③

きらん草。
別名「ジゴクノカマノフタ」と何やら騒がしい。
一説では、春の彼岸の地獄の釜が開く頃に花が咲くからという説と、茎葉が地面を這って密におおい、地面に蓋をしているように見えるからだそうです。写真は丁度1年前のものですが、つい先週も、庭で見つけて、ひっそりと根付いていて嬉しいです。放っておくと、繁殖力の強い「タチカワユキヒデ」でいっぱいになります。

(やくのしま①)
https://note.com/yakushimaroaster/n/nf3b17bc7b9a4

例年、この時期は降水量が年間のピークを迎えます。

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各集落では各家庭で協力して草払い作業を行います。今年は悪天候により2回延期となっています。

話が逸れました。

キランソウは、民間薬でありながら昔から知られていて、漢方薬の薬局でもキランソウの名で乾燥葉を販売しているそうです。

鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止めに、1日量10~15グラムに水0.5リットルを加えて、煎じながら約3分の1まで煮詰めて、こしたものを、1日3回に分けて服用します。
山野を歩いている時などに、虫にさされた場合には、茎葉をもみつぶして患部に塗ります。化膿した切り傷や腫れ物につけると「膿」を出す作用があります。

漆かぶれや草負けの場合には、煎じた液で患部を洗浄すると良いようです。

旅行中、虫に刺されたら、草をそのまま貼り付けて、「地獄の窯」に蓋ができそうです。