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#屋久島野菜 徒然日記 4月

はじめまして。
屋久島の南東、高平集落の高台で小さな予約制レストラン「a heavenly kitchen」を営んでいる富山美希と申します。
ご縁をいただき、こちらのコラムで屋久島のお野菜の話をさせていただくことになりました。
大好きな屋久島のお野菜を皆さんに知ってもらえる機会。拙い文章ですが、よかったらお付き合いください♪

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さて、みなさんは屋久島の野菜、と聞いて何を思い描くでしょうか?
もち芋、唐芋、里芋…
たんかん、ポンカン、さてはて…

お芋と柑橘のイメージはあっても、あとはあんまり?
そもそも、屋久島ってお魚のイメージで野菜のイメージがない?
そんな方も多いのではないかと思います。

確かに、島のお野菜たちは流通することがとても少ないようです。
岩盤の島、湿気も多く、平地も少なく、決して野菜が育ちやすいとは言えない環境。
それでも、農家さんたちはがんばって、色々なお野菜を育ててくれています。

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そんなお野菜たちを愛で、味わっていくと感じるのは
“この島のお野菜は水の味がする“ ということ。

これはあくまでも私の主観ですが、寒い地域のギュッと詰まった大地の味わいたっぷりの野菜とはまた違う、美しい水をまとった、独特な強さと柔らかさを併せ持つ魅力的な野菜であると感じるのです。
そんなお野菜たちをいただくことは、身体の中の水を整え、巡りをよりスムーズにしてくれることにつながるのでは?
雨が降り、川が流れ、海になり、雲になる…その水の循環をとても身近に感じられるこの島で育った野菜たちだからこそ、体の中にその巡りを感じさせてくれるのが屋久島の野菜たち。
そう思ったら、お野菜たちがもっと身近になってきませんか?

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春になり、島のお野菜の数は冬よりは少し減りますが、それでもいろんな彩りを見せてくれています。
出会ったらぜひ手に取ってみてくださいね。

次回からは私の大好きなお野菜たちをひとつづつピックアップして、お料理のちょっとしたコツとともにお届けします。

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富山 美希/とみやま みき
a heavenly kitchen主宰、菜色料理家。
神奈川県出身、屋久島に移住して7年。 屋久島の大地から生まれる自然の恵みに魅せられ、その彩りと遊ぶことをこよなく愛する屋久島野菜愛好家。
宿の料理人、出張料理家などを経て2021年12月に高平の高台に自身のアトリエ兼小さな予約制レストラン“a heavenly kitchen 天空カフェ“ をオープンした。

https://www.instagram.com/a.heavenlykitchen

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