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【模型】日本列島海面上昇100mを作った。
こんにちは!
やくしぃ博物館です。
最近の記事を見るとハンドメイドの記事が多くて以前のような作品投稿とかあんまりしていませんでした。
なので今回は久しぶりの作品投稿となっておりまっす!
今回は、日本列島海面上昇模型を制作したよ。
というか、"今回も"ですよね。(笑)
日本列島模型制作シリーズは定番のようになっています。
海面上昇模型を大きな額縁サイズで制作してみました。これは、今までよりも新しいものとなりそうです!
さぁ!
早速本題に移って行こう!
日本列島海面上昇100m
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この模型は極地の氷が溶けて海面が上昇したときの様子を再現しました。
普通の日本列島はたくさん作ってきたので、ちょっと捻りがほしかったです。
そう考えてる時、この模型が思い浮かびました。
実は、以前にも日本列島海面上昇模型を小さなサイズで作っていました。
詳しくは↑
作り方は、意外にもシンプルです。
印刷した日本列島の図面を切りぬいて貼り付けました。
この作業は、誰でもできる簡単な作業です。
ただ、非常に退屈である。
その作業が終われば後は造形していきます。
ここからは、作り方紹介です。
日本列島制作の様子
造形に夢中になり過ぎて造形中の画像はありません。すみません。
造形は国土地理院の資料を参考にして山脈を作りました。紙粘土を貼りつけて乾燥したらリューターで削ります。リューターは「ダイソー」の商品を使用しています。
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造形が終われば、周りに海の色を塗装していきます。色も濃淡で深さを調整!
海の色が気に入らなくて何回も塗り直しました。特に、グラデーションは絶対に違和感を持たせないように意識した結果、なんと20回も塗り重ねをた。そのせいで絵の具が全てなくなりました。
もしも、この上に食べ物の汁が溢れることを想像したら恐ろしい。
背筋が凍る
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山脈に色を塗ります。
と、その前に下地塗装をして発色を良くします。どうでもいいような作業に思えるかもしれませんが私の性格では決して無視できるものではないのです。
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本州を塗装してみると味が出てきました。山脈では標高の高い部分ほど茶色の色を濃くして塗り捲りました。
日本は美しい東洋の国
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どうでしょうか?
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最後は額縁に入れて完成です。
「額縁は作品の性格にピッタリなものを選びましょう!」
意外に思えるかもしれませんが、額縁選びは重要だそうです。
例えば、和風な作品に洋風の額縁をはめ込むと雰囲気が壊れて作品の良さをうまく感じ取ることができなくなるそうです。
私は、「作品にとって額縁とは服のようなものだ」と思っています。
人間に例えるとこうです↓
どんなに、いい顔でも服がダサすぎたらひいちゃいます。もしかして、私だけ!?
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ここまで、の制作時間は約14時間くらいかかっています。時間をかけただけあって私の中では傑作に入ります。
特に海のグラデーションが最もお気に入りの場所です。
山脈に光が当たり、影となっている部分が渋くてしびれます!電気が流れたようだ!
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海面上昇100m
よく見れば、資料との " ズレ " は多少存在します。
大目に見てください(笑)テヘペロ
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山脈にできる影がいつ見ても渋くて素晴らしい。
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よく言われる指摘について
よく私が言われる指摘について解説していこうと思います。
「竹島などの他の島々がないじゃないか!」
とおっしゃる方がよくいます。
でも、私が作っているのは日本地図ではなく”日本列島”なのです。
日本列島というのは「本州」「北海道」「四国」「九州」を含めたものが日本列島です。
仮に私が作っているものが地図であるのならば、その指摘は当たっていますが、列島なのでそれは違うんじゃないかな。
また、調べてみるとその他の島々から構成されますとも出てきています。
だけど、それら全てを私が作っても小さすぎてうまく見えないと思うのでわざと作らないということもあります。
(日本列島の定義についてはどこまでが列島なのかは実は私自身もよく分からない(笑))
日本について
日本こそが19世紀、アジアを襲った欧米からの侵略を食い止めたアジア初の強国である。
そして、常にアジアを引っ張ってきてくれてアジア人のためにアジアという願いを掲げてきてくれました。そして、日本は欧米列強と肩を並べたいという願いをもって生きてきました。
しかし、昭和8年から日本は激動の時代だった。
世界恐慌で疲弊した国力の回復を目指した日本は満州国建国を宣言した。
同じく中国州出を目指す欧米との対立を強めて国際連盟を脱退した。
日本は孤立を深めた。
そして、大戦下の中で生き抜いた人々たちが今の国を作っている。
私たちはこの事を改めて思うべきです。
先人たちの作ってきた国。
強い東洋の国。