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セルフで簡単「手」のお手入れのやり方
やくさひろです。
「手」のお手入れ、していますか?
指先まできちんとケアの行き届いた手は、すべすべで見た目も美しいですよね。お手入れがされた手は、清潔で若々しく、男女問わず好感を持たれます。40代後半でプロとして、手のパーツモデルを仕事にしている人もいますが、そういった人の手は、赤ちゃんのようにすべすべしてきめが整っており、見る人を引き寄せる魅力を持っています。
逆に、どんなに素敵な人でも、手や爪が荒れてしまっていたら、途端に残念な印象になってしまうことも。
手は、体の見える部分の中でも、特に他の人から見られるパーツです。スーパーやコンビニでのお会計のとき、物の受け渡しをするとき、ビジネスマンなら名刺交換するときなど、日常で手を目にする場面は多くあります。
また、女性は料理、洗濯、食器洗いなどの家事や子育てなどで水に触れる頻度が多いですよね。私たちは、自分で思っている以上に、手を使っているのです。
でも、毎日手を酷使しているにも関わらず、つい、手のお手入れを怠りがちになっていませんか?実は、手は体の見える部分の中でも、特に乾燥や年齢が出やすいパーツです。ふとした拍子に自分の手を見たとき、年齢や生活感が出ていたら悲しいですよね。顔はスキンケアやメイクでごまかせても、手はごまかしが効きません。だからこそ、日ごろからのお手入れが大切です。
【手が荒れる原因】
手荒れの原因は「乾燥」です。乾燥は、肌の上の水分が蒸発する際に、必要な水分まで持っていってしまうことで起こります。
本来、皮膚の角質層は、天然保湿因子や角質細胞間脂質(セラミド)などの「潤い成分」によって水分が保たれています。さらに、角質層の表面には、皮脂と汗が混じりあってできる「皮脂膜」というバリア機能があり、水分が逃げないように保護する役割を担っています。
しかし、手には皮脂腺がなく、皮脂膜も薄いため、もともとこのバリア機能が低いのです。さらに手は、手洗いや、洗い物など水に触れる機会が多く、セラミドなどの潤い成分もどんどん洗い流されてしまいます。小さいころ「外から帰ったら手洗いうがい」と言われ、石鹸で手を洗っている人も多いでしょう。ご飯を食べた後の食器洗い、掃除をしたときの手洗いなど、手を水で洗う機会はとても多いのです。手を洗うことで潤い成分が流された結果、バリア機能が低下し、さらに手荒れが起こりやすくなるのです。皮脂や潤い成分が減少する40代以降は、さらに手荒れのリスクが高まります。
また、皮膚には、「ターンオーバー」と呼ばれる再生サイクルが存在します。一般的に「肌のターンオーバーは28日」と言われています。ターンオーバーとは、皮膚組織の一番上の表皮で起こる細胞の生まれ変わりのことで、加齢とともにターンオーバーに要する期間も増えていきます。つまり、年齢を重ねるにつれ、肌の再生にも時間がかかるようになるのです。そして、ターンオーバーのサイクルが乱れると、さまざまな肌トラブルが発生してしまうのですが、サイクルが乱れる原因の一つが「乾燥」なのです。
手は日常的にたくさんの刺激を受ける部位で、体の他のパーツに比べて非常に乾燥しやすいと言えます。刺激にさらされた手を放置していると、どんどん手荒れがひどくなってしまう危険もあるのです。手荒れがひどくなると手湿疹といった病気につながることもあります。日ごろから手のケアを怠らないことが手のトラブル回避、美しい手の秘訣です。
【お家でできるお手入れ方法】
美しい手に乾燥は大敵であることが分かりましたね。つまり、手のお手入れで心がけるべきことは「保湿」です。
「手のお手入れってどうやるの?」「高級なクリームが必要なのでは?」「エステに行かなきゃだめ?」と不安に思ったあなた、心配ありません。ここでは、誰でも、どこでもできる手のお手入れをご紹介します。
①水に触れたら、ハンカチでしっかり水分を取る。
一見当たり前のことですが、肌を乾燥から防ぐために基本中の基本です。顔を洗ったらタオルで顔を拭くのは、水分が残ったままだと、肌に残った水滴が蒸発するときに、肌に必要な水分まで持っていかれてしまうから。手も同じです。手を洗ったとき、洗い物をしたときなど、水を使ったときは必ずハンカチやタオルで水分をしっかり取るようにしましょう。手を拭くときに、力を入れてゴシゴシ拭くのは禁物です。水に晒された直後の手は、バリア機能が低下している状態です。その状態でタオルで乱暴に拭いてしまうと、さらに手にダメージを与える危険があります。手を拭くときは優しく、タオルを手に押し当てるようにして水分を拭きとりましょう。
②こまめにハンドクリームを塗る
ハンドクリームは乾燥を感じる前に塗るつもりで、こまめに塗るようにしましょう。ハンドクリームは高級なものである必要はありません。それよりも、こまめに塗る方が大切です。特に秋冬はインフルエンザやノロウィルスなどが流行ることもあり、手洗いの回数も意識的に増えますよね。その度にしっかりとハンドクリームを塗って保湿してあげましょう。
③化粧水を手にも馴染ませて「ながらハンドケア」
日常的に使っている手は、とても乾燥しやすい状態にあります。ハンドクリームなどでこまめな保湿を心がけるのと同時に、手の水分補給も積極的にしてあげましょう。おすすめの水分補給方法は、顔用の化粧水を使うこと。顔のスキンケアの時に残った化粧水を手にも馴染ませてあげてください。乳液も同様に塗り込むとさらに効果的です。顔のスキンケアのついでに「ながらハンドケア」を取り入れることで、すべすべの手に近づけますよ。
④ハンドマッサージで血行促進
ハンドクリームや化粧水を使ったら、美容成分をしっかり手肌に届けるために、血流を良くしましょう。おすすめは手のストレッチ。指先や手の甲、手首を動かすことで、血の巡りが良くなります。簡単な手のストレッチを紹介します。
(1)手の甲を逆の手で下に押す
腕をまっすぐに伸ばし、手の甲を反対側の手で下に押して10秒程キープ。反対側の手も同様に。
(2)指先を、反対側の手で手前に引く
(1)と同様に腕をまっすぐ伸ばし、今度は指先を手前に、反対側の手で引っ張る。
このとき、腕と指が引っ張られ、気持ちいいと感じるのがポイント。痛いと感じるくらいに引っ張ると、筋を炒める原因になってしまいます。やりすぎには注意しましょう。
⑤水仕事をするときは、ゴム手袋をつける
水仕事のときには、ゴム手袋をつける、水の温度を36度程度のぬるま湯にするようにしましょう。洗い物や水回りの掃除、洗濯などでは、水に触れるだけでなく、さまざまな洗剤や、漂白剤などを使う機会も多いですよね。洗剤に含まれる洗浄成分は、あなたの手の皮脂や角質を必要以上に落としてしまいます。水仕事をした後、手がカッサカサになっていた経験はありませんか?それは、手の皮脂が必要以上に洗い流され、まさに手が乾燥している状態です。皮膚のバリア機能が低下するほど、手荒れのリスクが高まります。
また、高温のお湯を使うことも、皮脂などを過剰に洗い流してしまい、乾燥につながる原因となります。
それから、意外と見落としがちなのが、洗濯です。濡れた洗濯物を触ったときに、手から皮脂が奪われてしまうのです。できれば、洗濯の際にも手袋をつけるようにするとベストです。
体質的にゴム手袋をつけると手が痒くなってしまう人は、綿製の手袋の上にゴム手袋をつけるなどして工夫しましょう。
どれもお家にいながら取り入れられることばかりです。外出するときは、ハンドクリームを持ち歩くようにすると良いでしょう。保湿を心がけるだけで、手の老化は防げます。「皮膚を乾燥させない」を実践し、あなたも乾燥とは無縁のすべすべな手を手に入れましょう。
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