爪の噛み癖 原因からすぐできる対処法まで
やくさひろです。
「つい爪を噛んでしまう・・・」と爪の噛み癖に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
実は、子どもの3人に1人は爪の噛み癖があると言われています。
仕事などでストレスを感じたとき、暇を持て余しているとき、刺激が足りないときなど、爪を噛む癖が出てしまうタイミングは人それぞれです。
しかし、「爪を噛む」行為は爪にとって良くありません。噛むことで爪が傷つき、爪の表面がでこぼこになる、深爪になる、といった爪トラブルも同時に起こっている人もいるのではないでしょうか。
爪の噛み癖が止められない、そんな人のために、爪を噛んでしまう理由や、噛み癖のある人の特徴や心理について解説します。爪を噛んでしまう原因が分かれば、対処法も見えてきますよね。噛み癖を止める方法についても触れていきます。
なぜ爪を噛むのか
爪を噛む人の心理の代表的なものを上げてみました。
ストレス
ストレス発散の一つとして、爪を噛む、という人がいます。このタイプの人は、ストレスを感じてもうまく発散できず、自分のなかに溜め込んでしまう傾向があります。どこにも発散できず、自分でもコントロールできないストレスを、爪を噛むことで発散させ、心を落ち着けようとするのでしょう。また、女性の場合、女性特有の体調の変化や、結婚・妊娠といった環境や身体の変化がきっかけで、爪を噛む癖が現れる人もいます。
不安、寂しさ、情緒不安定
不安や寂しさを感じたときに爪を噛むことで安心感を覚える人も少なくありません。そういった人たちに話を聞くと「爪を噛むとなぜか落ち着く」といった声が聞かれます。
集中しなければならないとき、大事な会議があるときなど、緊張や不安になる場面は誰にでもあります。そういったときに、爪を噛んで安心感を得ようとするのです。大事な場面やここぞというときに、喫煙者がタバコを吸ったり、スポーツ選手がガムを噛んだりする行動と似ているのかもしれません。
女性は、加齢や妊娠、出産など、女性特有の体調変化があります。そういったときに、体調だけでなく、心も不安定な状態に陥ることはよくあることです。心身の状態が不安定になると、不安な気持ちや寂しい気持ちが大きくなります。そんなとき、爪を噛むことで気持ちを落ち着かせようとするのでしょう。
甘えたい・かまってほしい
「爪を噛む」という行動は、「甘えたい」「かまってほしい」という気持ちの表れとも言われます。子どものころ、周りに甘えられなかったさみしい気持ちをなぐさめるために、爪を噛んでいた癖が、大人になっても抜けずにいるというパターンです。どちらかというと男性に多い傾向があります。
爪をかむ行為のリスク
爪を噛むことで、爪の形が変形してしまう可能性があります。また、爪が傷つき皮膚が露出すると、口の中などに含まれる細菌によって、感染症など引き起こされる危険があります。
ここでは、爪を噛むことで起こるリスクとして代表的なものを上げています。
爪の噛み癖を回避する方法
爪を噛む癖は、心を落ち着けたり、安心感を得るためだったり、人によっては大切な意味を持つ場合もあります。しかし、爪や体へのリスクを考えると、爪の噛み癖は治した方が良いでしょう。
そのためには、まずどんなときに爪を噛んでしまうのかを知ることから始めましょう。仕事中、テレビを見ているとき、くつろいでいるとき、など自分が爪を噛んでしまう状況を把握することが大切です。
どんな状況で爪を噛んでしまうのか分かれば、その状況に陥らないように意識して行動を変えてみましょう。例えば、一人でいるときに爪を噛んでしまう人は、一人でいる時間を減らす、といった具合です。
その他に、自分ですぐできる対処法を紹介します。
こまめに爪を切る
爪を短くしておけば、爪を噛む面積が少なくなるので、結果的に衝動を抑えることにつながります。さらに、爪に細菌が入り込む面積も減らせるので、衛生面からも効果的です。
ネイルアートをする
ネイルサロンや自宅でお気に入りのネイルアートをしてみてはいかがでしょうか。好みのネイルアートをすれば、綺麗な状態をキープしたいという気持ちから、爪を噛む頻度を減らせるかもしれません。また、ネイルをしている間は爪を噛むことはないので、爪を噛む環境や時間を減らす効果も。
手指を保護するグッズを使う
手指保護キャップを使うのも手です。ドラッグストアや皮膚科で入手することができます。ないときは、絆創膏や手袋でも代用できます。どうしても「噛む」という行為が止められない人は、爪や皮膚が傷つかないように、こういったグッズを使うのもおすすめです。
爪を噛んでしまう原因は人それぞれ。自分がどんなときに爪を噛んでしまうのか、客観的に把握することが大切です。心理的な原因が大きい場合は、心療内科などで相談するのも一つです。できることから試してみて、あなたの大切な手を守ってあげましょう。