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NPAAというネイル検定を行う団体設立の経緯について

やくさひろです。
NPAA設立の経緯についてまとめてみました。

はじめに、私共はネイル事業に長く携わってまいりました。
ネイルサロン、ネイルスクールの運営、施術をサポートするようなオリジナル商品開発と、幅広く事業展開を行っています。

その中でネイルサロンのお客様、ネイルスクールの受講生から、デザイン力がないとマニキュアリストになれない、といった雰囲気があることを感じていました。
もちろんネイルの施術では、様々なデザインが施されることが多いと思います。リアルなデザイン、独創的なデザイン、どのように施術をするのか一目ではわからないようなデザイン等様々なあります。
ネイルサロンのお客様は、このデザインを楽しみに来られる方が多いのは事実です。そのためネイルスクールの受講生は、ネイルスクールに対して「デザインを学べるところ」という意識を大変強くもち、デザイン力を習得することに力を割く傾向にあります。

ネイルの施術というのは爪の保護を前提として、形を整えることできれいな指先を演出する手段だと考えています。
きれいな指先を演出する手段の中にはもちろんデザイン性も含まれています。
そもそもデザイン性という概念は色や線の組み合わせで創るものや、イラストを描くもの等抽象的なものから具体性のあるものまで様々です。そのデザインは綺麗に形作られた爪の上でこそ映えるものであり、綺麗にケアされているからこそ映えるものです。
基本的な爪の形やケアの方法を熟知し、更にデザインの基本である線の引き方、筆づかい、カラーの合わせ方等、学ぶべきことはたくさんあります。
デザインの描き方ばかりに執着する方が本当に多いように感じてきました。

私共は、ネイルの施術に必要なスキルというものは、

①施術環境を整えることができること、お客様の身体の一部を衛生的な環境で施術することができるだけの知識とスキル

②爪のケアや保護の方法、ファイルを使った爪の基本的な削り方、ブラシ等を使ったジェルやポリッシュの基本的な塗り方等、施術する上で基本となる事を、丁寧に、迅速に、かつお客様の要望通りにできるだけの知識とスキル

③お客様のご要望を形にするためのコミュニケーションスキル

これが短時間でできるスキルがあるからこそ、デザインが際立つのだと考えています。
つまり基本が身についていなければ、デザインを生かすことができないということです。

そこで、私共はこれからマニキュアリストとしてお客様にネイルの施術を行っていく皆様に、もっとネイルの基本に触れる機会を作り、自分のスキルの向上を感じていただくために、

さらには、スキルの向上を実感することで、ネイルの施術に楽しさを感じ取って欲しい、そのような思いからネイル施術の検定試験を作成致しました。またこの検定試験を実施していく機関としてネイルの普及啓蒙等を目的とした協会を立ち上げることにしました。

検定試験を1級ずつ合格していくことで、衛生面の知識と実践、基本的な道具の使い方、基本的な施術を習得することができます。また合格したという意識は、施術の楽しさにもつながり、習得するという意欲を飛躍的に高めます。目標があるからこそ、多く練習し、多く施術を経験する。ネイルに対する気持ちと知識、スキルを同時に高めていけるのが検定試験だと考えています。

これからは、指導者となる方の育成が重要です。指導者として私共と気持ちを同じくする方々に対して、この検定試験という手段を使ったスクーリングを実践してもらえるような仕組みを充実させていきたいと考えています。


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やくさひろ@鍼灸師
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