薬剤師国家試験 薬理 血液(止血)
止血薬は血液凝固系促進と線溶系抑制で出血時の止血目的、出血傾向の予防を目的使用される。
①フィトナジオン(ビタミンK₁)
②メナテトレノン(ビタミンK₂)
①止血作用
肝でプロトロンビンやその他ビタミンK依存性凝固因子(第Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ因子)生合成を促進し、止血作用を増強する。
②骨形成促進及び骨吸収抑制作用(メナテトレノンのみ)
①トロンビン
フィブリノーゲンからフィブリンの生成を促進(二次止血促進)
また、血小板活性化で血小板凝固を促進(一次止血促進)
②ヘモコアグラーゼ
トロンビン様作用、トロンボプラスチン様作用、血小板活性化作用を示す。ヘパリンに拮抗されずに止血作用を示す。
③酸化セルロース
ヘモグロビンと高親和性を示し、ヘモグロビンと塩を形成することで止血作用を示す。
①トラネキサム酸
プラスミノーゲンやプラスミンのリジン結合部位に結合しプラスミンによるフィブリン分解を抑制することで止血作用を示す。
止血作用以外には、抗アレルギー作用も有す
【作用】
血管透過性の亢進、アレルギーや炎症性病変の原因になっているキニンやその他の活性ぺプチドなどのプラスミンによる生成を抑制する。
①カルバゾクロム
②アドレノクロム
血管壁成分のヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼを阻害することで、細血管抵抗性増強作用及び血管透過性抑制作用を示す。
鉄欠乏性貧血
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