【台湾2泊3日_3日目】初の海外ひとり旅でやりたいことをだいたいやった
2024年8月中旬、夏休みにNEWTを利用して行った初の海外ひとり旅・台湾旅行3日目(台北)の記録。
帰国日も朝ごはんに限定ドリンクに観光名所に小籠包と盛りだくさんだった。もう終わっちゃうのかあ…。
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朝ごはん「阜杭豆漿」
最終日は目覚ましをかけて5時30分に起床。7時前には家を出て地下鉄に乗り、超有名な朝ごはん屋さんへ向かう。
MRT善導寺駅から歩いてすぐのフードコート内にあるお目当てのお店「阜杭豆漿」。
台北の観光サイトやガイドブックには必ず載っているお店だが、メニューを見ると知らない・見たこともない食べ物ばかりであることに興味を惹かれて行列覚悟で訪れた。
1時間以上並ぶ!と観光サイトなどには書かれていたけれど、私の行った日は平日ということもあってか20分くらいで席に着くことができた。私のような日本人観光客もいたし、地元民と思われる方もいた。
並びながら、ジャンル(豆乳とかパンとか)ごとに担当してる店員さんに注文していき、最後にお会計→ご飯が手渡される→着席 という、サブウェイとかに近いシステム。注文はメニューに指差しでできる。
油條(揚げパン)が売り切れになっていて悲しかったけど、それ以外は食べたいものを注文できた。
人気のお店だけあって本当に美味しかった!鹹豆漿は一口食べた瞬間に出汁の香りが濃くて驚いたし、具はほぼお豆腐と油條だけなのに食べ応えがあった。ラー油を追加しても美味しい。焦糖甜餅もサックサクでキャラメルたっぷりなのに脂っこくない。冰豆漿(ストローは無いらしい)も昨日のお店と同様に優しい甘さで美味しかった。
豆乳の甘さやパクチーの有無を聞かれるという噂だったけれど聞かれなかったし、パクチーは入っていなかった笑 日本人だってわかったのかな?
雙連朝市
朝ごはんを食べたら一度ホテルに戻ろうと思ったのだが、地下鉄を乗り過ごしてしまい「雙連駅」まできてしまった。せっかくの機会なので、何となく降りてみることにした。
有名な朝市らしく、果物やドリンク、洋服、靴、あらゆるものがこのピンクの屋根の屋台で売っている。特に何も買ってはいないけど、なんとなく端から端まで歩いた。
この時も今思えば買い物しろよって感じなんだけど、活気のある雰囲気を味わうだけで楽しかった。
星巴克(スターバックス)
市場を往復した後、淡水信義線(路線図では赤)に乗って台大醫院駅に戻り、荷造りのためホテルへ。その前に、気になっていた近くのスターバックスに立ち寄ることにした。
外観の写真を撮り忘れたけど、煉瓦造りのレトロな建物がリノベされたおしゃれなお店。メニューは全部台湾語と英語で、コーヒーなどはわかるけどそれ以外はすぐにはどんなものかわからなかった。とりあえずレジに置いてあった緑色のポップ(ココナッツの絵が描いてあった)を指さして注文しようとすると、店員さんが「これはもう売り切れ、こっちはどう?」と英語で別のメニューを勧めてくれた。スタバでおすすめされることってあるんだ…と思いながらそれに従った。
出てきたメニューはこちら。
さわやかなレモン味で、ドライフルーツのイチゴが入ったピンクのドリンク。暑い日にぴったりでとてもおいしかった。勧めてくれた店員さんありがとう。
調べてみるとおそらく「ストロベリーアサイーレモネード」という商品で、日本では飲めない(というか日本以外では飲めそう)もののよう。意外と貴重な経験だった。
中正紀念堂
荷造りを終え、キャリーを携えてホテルをチェックアウトしたのが9時40分くらい。まだ時間があるので、有名スポットの中正紀念堂に行くことに。毎時行われている衛兵交代式の10時の回が見られそうだった。
地下鉄の淡水信義線でたった一駅ではあるものの、駅を出てから歩く時間も少しあったので現地到着は10時5分。既に衛兵交代式は終わってしまっていた。ガイドブックには約20分間やっていると書いてあったけれど、何か変わったんですかね?
しかし、このスポットはど迫力ですごかった。
まずこの門の迫力!縦にも横にも大きかった。真っ白で、今回の旅行で見た台湾の寺社仏閣を思わせる細かい装飾、しばらくじっと見上げてしまった。
紀念堂以外の建物も、華やかで素敵なものばかりだった。これはおそらく「国立音楽庁」。
メインの中正紀念堂もどっしりした佇まいでかっこよかった。あまりに綺麗で、普通にiPhoneで撮ろうとしてもうまく画角に入らないほどの高さもある。周りにある普通のビルが一緒に目に入ることもあって、そこだけCGがぽっかり浮かんだような異世界っぽさがあった。
紀念堂の中には、初代総統の像も置かれている。この像もとても大きくて、見上げてもなかなか顔が見えない感じだった。でもアジア人にしては結構はっきりしたお顔立ちだなと思った。
衛兵交代式が終わったことは像のそばにいた警備員さんに質問してわかった。紀念堂の前の階段をキャリー抱えて必死に登っていた姿を見られていたのか「エレベーターがあるよ」と教えてくれたので、おかげで帰りは楽だった。ありがとうございました。
ものすごく駆け足だったけど、代表的な観光地を見ることができて良かった。衛兵交代式はまたリベンジする!
台北101
紀念堂を出発し、またしても淡水信義線に乗って10分ほど。今回は旅行の最後に行くと決めていた「台北101」に到着。駅直結なので、高さを感じる間もなく中へ。
鼎泰豐
せっかく来たので、日本にも店舗はあるが超有名店の「鼎泰豐」へ。駅直結の入り口にこんな可愛い看板も。
混んでいると噂だったので、開店の11時ぴったりに到着。同じ考えの人が多かったのか、平日にも関わらず店周辺はたくさんの人で溢れていた。
日本でいうと「スシロー」みたいなシステムで、整理番号を取って待っているとモニターに番号が表示されて呼ばれる形式。レシートや自動音声の言語も何パターンかあるようで、日本語で番号をアナウンスしてくれてありがたかった。
注文はQRコードからオンラインでできる。小籠包も色々な種類があって全部食べたかったけど、5個から注文なのでそれは難しかった。まあおひとり様なので仕方ない。
どちらもとてもおいしかった!小籠包はシンプルなんだけど、じゅわっとでてくるスープが優しい甘さで、その甘さがずっと口の中に残っている感じ。噛み締められる美味しさだった。海老入りワンタンはピリ辛と書いてあったけれど、普通に結構辛かった。小籠包と対照的にスパイシーで、エビのぷりぷりした食感に食べ応えがあってよかった。
食べ終えてお腹はいっぱいなのに、どうしても甘いものが欲しくなったので追加注文してしまった。
黒蜜味でとろとろでとてもおいしかった。漢方っぽいドライフルーツも深みのある甘さ。全然食べたこともない白きくらげとやらにチャレンジしてみて大正解だった。
一つひとつの値段は忘れてしまったけれど、トータルで2000円前後だなーと思った記憶がある。有名店で色々食べられて良かった。
郭元益&糖村
お腹を満たした後はお土産を買いに店内をぶらぶら。可愛いフェイスパックなんかもあったけど、10枚セットでしか売っていなくてやめた。
結局、鼎泰豐と同じ階にあった有名お菓子店「郭元益」のパイナップルケーキ(パイナップル70%)と「糖村」のヌガー(ベリーと抹茶)を購入。パイナップルケーキと抹茶のヌガーは帰国後に会社で配布。ベリーのヌガーは自分で食べたけれど、初めて食べる不思議な甘酸っぱさだった。なのに、どんどん次に手が伸びる中毒性もあって、もっとたくさん買えば良かったーと思った。
四四南村
空港に行く時間が迫っていたが、せっかく来たので周辺も歩いてみた。本当に歩いただけになってしまったけど…
台北101周辺には、リノベ物件が立ち並ぶ「四四南村」がある。
確かにカフェやお土産物屋がいくつかあったけど、時間がなくさらっと見るだけになり残念。ここもまたリベンジしたい。
でも周辺に行ったおかげで、台北101を外から見上げることができた。
キャンドルみたいな可愛い見た目で、天に突き刺すような高さ。街のどこからでも割と見える建物だけど、近くで見るとかなりの迫力があった。台北は東京と比べても高層ビルが少ない印象だったから、余計に台北101が目立っていたな。次は展望台に行きたい。
出発(台北松山空港)
楽しい旅も終わり。台北101の駅から淡水信義線→文湖線(路線図だと茶色)に乗り換えて、13時30分ごろに台北松山空港へ到着。
とりあえず銀行に行き、ニュー台湾ドルを円に戻した。だいたい400元(約1720円)くらい余っていたので、現地でそんなにお金を使わなかったんだなあと気付かされた。お釣りと称して100元戻ってきたのは謎だったしちょっと困ったが、記念に持ち帰った。どういう仕組みなんだろう。
飛行機は16:20発なので有り余るほど時間がある。コンビニやお土産物屋さんをぶらぶらして、ちいかわの絵のついた現地のお菓子などの軽めのお土産を買った。
ちなみに台北松山空港、体感だと鉄道のターミナル駅より狭くて、構内や周辺にはそれほど楽しめる場所は無い。国際線ターミナルには確か小さなスタバしかなかった。そのため、フードコートのある国内線ターミナル(徒歩5分かからない)まで行ってみることにした。
台湾料理のお店もそうでないお店もあったが、鼎泰豐でお腹いっぱいということもあり、とりあえずドリンクだけ。
「COMEBUY」というタピオカ屋さんでドリンクを買って時間を潰した。元々ピーチウーロンもタピオカも好きなのでおいしかったし、量が多くて大満足だった。
時間が来たら出国手続きに行き、帰りもエバー航空に搭乗。
飛行機の中では座席の前のモニターで「ソロ活女子のススメ4(台湾編)」を見て過ごした。もし往路に見てしまっていたら、ヒロインの大移動(台北→台中→台東)と自分を比べてしまいそうだし、このあとやることのネタバレ感があったと思うので復路で見てよかった。ヒロインも私と同じように、1人でランタン飛ばしたりお茶屋さんに行ったりしていたので、旅の思い出を反芻できて良い時間だった。
帰りも行きと同様、ありがたいことに順調なフライトで羽田空港に到着。荷物が出てくるのに時間はかかったが、無事に旅を終えることができた。
最後に
これから台湾に行く人へ伝えたいこと
①コンビニだけめっちゃ八角の匂いする
日本では、どんな田舎や知らない街でもコンビニだけは変わらない信頼があった。でも台湾のコンビニは、日本のそれと全く同じ見た目なのに、どの店でも八角で煮たたまごが売られていて匂いがとんでもなく強いことが不思議だった。八角は好きだけど、さすがに慣れた香りではないので心休まるとまではいかなかった。あんなにどこでも売られているなら美味しいのだろうから食べればよかった。ちなみに九份などで臭豆腐の匂いが気になる人が多いようだけど、私は全然わからなかった。
②犬が放し飼い
個人的に犬が怖いのでかなりびっくりしたけど、私が見たのはあくまで野良ではなく放し飼い。めちゃくちゃおとなしかったし飼い主の言うことをよく聞くいい子たちだったので大丈夫だった。ただ驚いたので、事前に知っておきたかった。
③食べ比べは難易度高い
日本では天心を1個から注文できることが多いけど、今回私が行った・見かけたお店でそういうところは無かった。いろんな種類を少しずつ食べるのは、ひとり旅だと初めからそういうセットを頼まなければなかなか叶わなさそうだなと思った。
旅の感想
まず、本当に楽しくて幸せな2泊3日だった。帰ってきてからも、台湾でのことを何度も思い出している。
旅慣れてもいないのにひとり海外、出発する前は緊張でずっとそわそわしていたし、天気予報を見ては一喜一憂していた。
でも、いざ飛行機に乗ったら不安は消し飛んでしまった。食べたものはどれもおいしかったし、見た景色は全部夢の中のよう。出会った人たちもみんな親切だった。英語も中国語もできないのでどうなることかと思ったけど、それも何とかしようと頑張れば何とかなる(相手には迷惑だったかもしれないけれど)。運良く天候にも恵まれ、雨は1度(1日目の台湾シャンプーの帰り)しか降らなかった。
台湾は他の国に比べたら日本に似ているのかもしれないけど、特別な観光地はもちろん普通の街並みもやっぱり少し様子が違う。何をするにも一度考えてちょっとドキドキしながらやらなければいけないから、職場のメールをチェックするような余裕はなかった。海外旅行の魅力は、良くも悪くも普段の自分をお留守にできるところだと思った。
小籠包もっとたくさん食べたかったなーとか、豆花食べなかったなーとか、九份でもっといろんなことすればよかったなーとか、夜市に行けばよかったなーとか、思うところはいっぱいある。でも「また行けば良いや」と思っている。そのくらい楽しかったし、そのために頑張ろうという元気をくれた旅だった。
また必ず行くから待っててね、台湾。