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マイクラ 世界の果てまで鉄道を2

新たな世界、見たことのある危機

これまでのワールドをリセットすることによって新たな歩みを始めたNATIONS MC。

複雑なプラグインのないバニラのワールド(実際にはゲームに大きな影響のない細かいプラグインは入ってるっぽい)にしたこともあり、リスタートから何日かは新規プレイヤーも見かけるようになり、私も積極的にプレイすることにした(とはいえほかのプレイヤーからは距離を置きがち)。

何も持たない状態からの新たな冒険。

マイクラの一番楽しいところでもある。

採掘したり、村びとと交易したり、洞窟探索したり村びとと交易したり、村びとと交易したり・・・(バニラにおいては村びととの交易が便利すぎるからしかたない)

気が付けば全身エンチャントつきまくったダイヤ装備で身を固め、誰かが中途半端にダメージをあたえたエンダードラゴンを倒すまでに至った(エンドラのたまごは初期スポに飾ってる)。

当サーバーマスコットのエンドラちゃん(なおこの記事の執筆中に一度破壊された)



エンダーチェストも手に入れ、エンドシティを攻略したため、シュルカーボックスにアイテムを詰め詰めしてエリトラで遠出をする。

そして新天地で拠点となる建物を作るために大規模な整地を開始した。
というかほぼ整地しかしてなかった。

なんでだろう、なんで整地ってこんなに楽しいんだろうと疑問に思いつつも、シャベルで土をざくざく掘って、ツルハシで石を砕く。

そうして少なくとも2か月は立っていた。

目の前にはまっ平らな地面。

そして村を破壊された村人たち(村邪魔やったもん)。

労働基準法のない中働く村びとたち



建物を建てるために整地をするといいつつ、整地したいがために建物を建てるからという大義名分を生み出しがちな私。

とはいえ、さすがにそろそろ家作んなきゃなと思ってきた。

今まで野ざらしのベッドで寝てきたんだもん。
雨降ったらぐちゃぐちゃよ。
さすがにもうちょっと文明的な寝方したいやん。

ということで整地によって集まった石とか使って、巨大なビルでもつくろうかなと思った矢先、サバ主がとあることを言い出した。

『リセットいつがいいですか?』と。

一瞬モグラが脳裏をよぎりつつも、それがこのワールドのリセットであるということがわかり、いろいろと察してしまった。

新たなワールドになる前のNATIONS MC、地形が全世界をもしていたころの世界は急激な過疎化(島根みたいな)によって機能不全を起こしていた。
そこから一念発起といわんばかりに再始動した新たな世界。

そこでもまた同じ問題に直面してしまったのだ。

私は困惑したが、当然といえば当然。バニラのサバイバルで初心者でもなじみやすいサーバーといえば聞こえはいい。だが裏を返せば何の変哲もないただのマイクラ。

せめてそれなりのプレイヤーがいればシングルプレイとは違った楽しみがあったかもしれないが、それも今は昔。
ただのシングルプレイと変わらない。

ほとんど人がいなくなったNATIONS MCは再び以前と同じ危機に見舞われてしまった。

それに関して解決策がないわけではない。
そのひとつがワールドのリセットだった。

確かに、もう一度新しい世界を作り直せば新規プレイヤーも増えるだろう。
事実として、バニラに生まれ変わったNATIONS MCは当初プレイヤー数が増えていた時期もある。

しかし本当にそれでよいのだろうか?

ワールドをリセットしてしまえば今まで作った建築物などすべてなくなってしまう(もちろん私が頑張って平らにした地面も)。

時間をかけてこつこつと積み上げて作るのが醍醐味であるサバイバルワールドを、容易に消し去ってしまえば、だれもこの世界で時間をかけて遊ぶ気にはならない。
だっていずれリセットされるんだから。

それにたとえ新しいワールドを生成したところで何も変化がなければ三度人は来なくなる。

それではリセットしては過疎化の繰り返しになるだけ。

どこかでこの無限ループを断ち切らねばならない。

そのためにはわざわざこのサーバーで遊びたくなるような魅力を生み出さねばならない。

それもこの世界で楽しむ我々に対する責任である。

では一プレイヤーとしてなにができるか?

Discord上で意見が交わされ、リスポーン地点付近をクリエイティブを用いて建物をつくるという案が出された。

それなりに建築技術のある人なら人々を引き付ける壮大な建築物を作ることが出来るかもしれない。
それはそれで確かにいい案だと思う。

だが私はそれが決定打としては足りないのではないかとも思ったのだ。

なぜならこの世界には数えきれないほどのマルチサーバーが存在する。

そのなかにはサバイバルやクリエイティブなど問わず、多くの建築をメインとしたサーバーがあり、すでに多種多様な建築物であふれかえっている。

それらサーバーと比較してみても人が見に訪れようとするほどの優れた建築物を果たしてどれだけ生み出すことが出来るだろうか?

それに仮にいくつか建築物が出来たとしても、それはほかの建築サーバーにこのNATIONS MCが埋没するだけで、このサーバーとしての個性は誰も認知することが出来なくなってしまうのではないか。

このサーバーを心から楽しんでいた私は、なにかできることはないか暗中模索しつつもあるひとつの夢を思い出した。それはこのマインクラフトをプレイし始めてから思っていたある一つの夢。

『この世界の果てにたどり着くこと』

そして今こう付け加えることになる。

『そして世界の果てまで鉄道を敷くこと』

これがすべての始まりだった。

このサーバーで遊びたい方へ

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