マイクラ 世界の果てまで鉄道を3
果てしなく広い世界
過疎化する世界の中で、世界の果てまで鉄道を敷きたい。
過疎化による消滅の危機(島根みたいな)を迎えるNATIONS MCにおいて、そんな夢を抱いた私。
だがそう思った私でさえも、この目標があまりにも困難であることは十分理解している。
ここでマイクラをあまり知らない読者にこのゲームの仕組みとともに、この目標のハードルが成層圏を突き抜けるほど高いということを理解していただこう。
なお、以下のサイトをもとにしている
→ファーランド
まずこのマインクラフトというゲームは遊ぶためのワールドを生成するのだが、特に指定していない場合、ワールドのサイズは無限で生成される。
この無限というのは、普通に遊んでいると世界は果てしなく実質的に無限の広がりを見せるのだが、当然コンピュータの性能は有限であるためマイクラの世界も有限である。
ではこの有限というのはどのくらいの広さかというと、マイクラ世界を構成するブロック単位で、x、z座標それぞれ±30000000にワールドの境界が存在する。
マイクラにおいて、一ブロックの一辺は一メートルとされているため、マイクラの世界は中心の座標0,0を中心に東西南北それぞれ30000㎞も広がっている。
つまりマインクラフトの世界は60000㎞四方の途方もない空間が広がっているのである。
これは現実の地球の面積が五億平方キロメートルなのに対して、マイクラの世界の面積は三十六億平方キロメートル。
地球約7個分の面積というちょっと想像つかないくらいの広さを誇っている。
これを聞くだけで世界の果てまで鉄道を引くという作業がどれほど大変なものかうすうす感づいている人も多いのではないだろうか?
今回はワールドの中心に位置する初期スポーン(正確には座標0,0ではないものの全体から見れば誤差みたいなもん)周辺からどちらかの方角の端に向かって鉄道を敷設したい。
そのためにはどの程度の時間や資材が必要なのか計算してみよう。
世界の果てまでどのくらいの時間がかかるのか
まず最初に、単純に移動するだけでワールドの端までどのくらいかかるのか、以下の資料をもとに算出する。
→運送
まず徒歩で移動するとどのくらいかかるか、マイクラにおいて徒歩のスピードは秒速4.3メートル(けっこう速いな)。
これで30000㎞移動するのにかかる時間は、約7000000秒。
不眠不休で歩き続けて81日かかる計算になる。
さすがに徒歩では途方もない時間がかかる(徒歩だけに)。
では次にトロッコ。
こちらはパワードレールによる加速を受けると秒速8メートルで移動する。
これで徒歩と同様に計算すると、3750000秒。
これはずっと乗り続けて約43日かかる計算になる。
こちらはレールの敷設が大変ではあるものの、一度敷いてしまえば放置して勝手に進むことが出来るという点では優れている。
では最後にみんな大好きエリトラ。
こちらは秒速30メートルで、かかる時間は1000000秒。
日数にして約11.5日と割と現実的な値が出てきた(ただしロケット花火を消費する)。
このように労力は伴うものの、決して世界の果てに行くこと自体は不可能ではない。
しかしひとつひとつブロックを置いて鉄道を敷設するとなると話はまた別である。
例えば世界の中心から果てまで、30000000ブロックを一秒に一個置くとしても、置くだけで約一年かかる。
とてつもない時間がかかるのはたやすく想像できる。
さらに実際には線路を置くために複数列設置しなければならないブロックもあるためその何倍も時間がかかる。
それにこれには資材を調達するための時間は含まれていない。
つまり実際問題として可能ではあるが、途方もない時間がかかってしまうという問題がそこに横たわっているのだ。
だがここまで読んでこう思った人もいるのではないだろうか?
『だったらクリエイティブでコマンドとか使ったらいいやん』と。
確かにクリエイティブであれば驚くほど簡単に鉄道を敷設できるに違いない。
しかしそんな簡単なことならばそもそもする必要があるのだろうか?
それはオリンピックの100m走が行われている横で車に乗って選手たちをぶっちぎるようなものだ。
そして圧倒的一位でゴールテープを切ったのち選手たちに向かって足が遅いと文句を言う。
そんなことに何の意味があるのだろうか?
あえて困難なことだから実行する価値があると思うのである。
30000000ブロック先の世界へトロッコひとつで行ける世界を作りたい。
その途方もない願いがバニラのサバイバルで実現可能であるということを示したかったのである。
そしてこの無謀ともいえる挑戦を可能にすることが出来る唯一の方法がある。
それは複数人で協力して行うということだ。
確かにたった一人で30000000ブロック果てまで鉄道を敷くことは不可能かもしれない。しかし大人数で素材集めや建築を同時並行していけば極めて効率的に作業ができるはずだ。
例えば30000000ブロック置くのも600人(島根の人口の0.1%)で協力すれば一人当たりたったの50000ブロック置くだけで目標を達成できる。
大人数で共同作業する、それもマルチプレイの一つの醍醐味ではないだろうか?
今は人が少ないとはいえ、この記事を読んでいる同志諸君が協力してくれるというのであれば、決して夢物語では終わらないだろう。
我々は人材を渇望している。
ともに壮大な計画を遂行し、マインクラフトを心の底から楽しんでくれる同志を。
我々の偉大なる野心が幻ではなく、30000kmにもわたる地平線の彼方へと続いていることを私は信じている。
そして少しでもこの計画に興味を持った同志諸君がこのサーバーを訪れることを願っている。
次の記事でこの計画に関する具体的なことについて述べるので、ぜひご一読していただきたい。
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