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<ネタバレが激しすぎるRPG2-親友の真の姿は大魔王->ネタバレが激しすぎる感想-筆者の真の姿はただのファン-<※本当にネタバレが激しすぎる感想>


<まえがき>

まずひとこと。
えー…紛れもなく神ゲーでしたね…!神ゲーなんて粗雑な言葉本当は使いたくないんだけど、今回ばかりは使ってもいい、そう思える。

前作(『最後の敵の正体は勇者の父』)もプレイしましてめちゃくちゃ名作だったから、クラウドファンディングされてると知ったときは迷わず支援することを決めましたね(体験版コースでしたが)。
そして結果は皆さんのご存じの通り期待以上のモノであった本作を世に出してくださって、感謝と尊敬ともはや畏怖すら感じる出来…みぬひのめさんあなた何者ですか?
いやほんとうに、出資してよかった…!

前置き長くなりすぎた!
というわけで本編2周目ハードモードクリアまでは達成したのでしっかりと感想書いていきたいと思います(…クラファン版も合わせると3周以上プレイしてる…)。
※こんな記事まで目を向ける人はそうそういないと考えて真にネタバレ全開な文章なので、もし万が一未プレイの方がここにたどり着いてしまっていたら即閉じてゲーム買ってプレイしてきてください。買って。※

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<ストーリーについて>

ゼータ……ココ……切ないよ……
孤独でも辛くても寄り添いあってどうにか生きていかなきゃなんだよ、って締めるのなかなかにスパルタですよね。
思い返せば前作も「(スライム化現象等で)辛くても前に進もう」って感じだったからこれが根底にあるテーマなのかな。

人の世を乱し続ける大魔王を倒すために戦える市民たちが立ち上がり、悪の魔王をうち滅ぼす……
そこだけ単純に括ってしまえば本当に王道の話ではある、のに。
ただ「それは主人公の親友だよ」という情報が事前に提示されて、しかも独特な名前ですべて説明していくというめちゃくちゃな表現方法によって物語が織りなされていき、その結果「本当にそれだけなのか?何か裏があるんじゃないか?何か見落としてないか?」とプレイヤーを疑心暗鬼にさせていく……魅せ方が巧みすぎる。
1章で「お前主人公の1人じゃなかったの!?」と驚愕させられさらに2章で「魔王でもないの!?」とたたみかけられ終章で「魔王ってそういう存在だったのか……!」と驚嘆と納得を同時に味わうっていう。とんでもねえ。

作中で繰り返されるように『正義と悪』『孤独』の2つが全体のテーマとして描かれている。
個人的な思想としては”正義と悪”という言葉の並びは好きじゃないんですが(そこは善VS悪という言葉選びであってほしい)、それはまあ置いといて。
いやでもオーウが最後の決戦前に「善か悪か?」って聞いてきたな。意図的な言葉選びだったな。失礼しました。
大魔王を倒すことは正義なのか?あなたのその行いは正義なのか?悪の自覚はあるのか?善とは?悪とは?孤独と向き合うには?
明確な答えはない命題を問いかけてくる重たいストーリー……ですが、それだけじゃない各人物たちの関係性を丁寧に描いたコメディタッチの展開も随所に挟まれ、適度に緊張がほぐれる。
絶妙なバランスで構成されてると思う。

冒頭で示された逸話と、終幕で示唆された事実。
最初から答えは出ていた……本当にネタバレしてる……
描き方が巧みすぎるだろ(2回目)

<キャラクターについて(OPにいるメインキャラ+α)>

(全員について語りたいけどもね!)
※アトデアは便宜上『アトデア』で統一します※

・ウラ

「美男子コンクールの世界王者なんだ!!」
ユーモアが必要なのか!って教えられてからの一連の奇行、天然ボケがすぎるでしょ…あの美貌と美声で見せつけられるんだからとんでもねえよ…初手お姫様とか言い出したりするし……ギャップがすごい。かわいいね。
ところでシン、不名誉な名付けすぎないか?なんでその名前つけた?伝説の詳細までは知らなかっただけなんだよな?いやでも知ってて付けたのか?そこんところどうなんだ?なあシン?なあ?
ちなみに私はウラシン派です。シンへの尊敬が暴走しすぎた結果なんかこう良い感じになるシチュはいっぱいあっていいと思うよ。こいつ語彙力ねえな。
あとシンウラ派にはこの反転魔法石を使って反転を付与します。ハンテインは無効です。

その正体は四天王の1人レガ。「は!!!!?」となりました。そりゃあね。
オーウ『レガはこの城の中にいる』『レガの最期に思い出す』事実しか言ってないね!
振り返っても本当に不憫で哀れな人生で、作中一、二を争うレベルではないか。
何らかの理由で絶望して記憶を失い、騙されて親友であるシンを手にかけ、魔王とおだてられ最後には裏切られ討伐される…可哀想。
あそこまで素直で純粋だと本当につけ込みやすいだろうし、飛び降り以前から遊ばれてたんだろうな、という想像ができますね。無垢…。

ちょっと気になったのが2章冒頭のオーウからあなたが魔王だと言いくるめられる回想シーンでのセリフ。
「愛しい顔、愛しい髪、愛しい腕~」
ここ、大魔王としてお膳立てするだけなら不要じゃないですか?
本心はともかく、もしかしてオーウとレガって恋仲だったりしたんじゃないか?(だとしたらオーウ自身は”ゲーム”の一貫として演じてたとは思うけど)その可能性ないですか。
彼が絶望した理由の一つにその流れもあったりしないかな…なんて。

まあ彼の考察という点ではウラを演じられたみみっく=わんだぁぼっくすさんがめちゃくちゃ深掘りした配信をされていたのでそれを観るほうがおすすめです。未視聴の方は是非。聞く価値ありますよ。

ここすきポイント。かわいいね。

・シン

金髪メカクレツンデレ中二病ショタ(ショタという括りが正しいかどうかは論争の火種。じゃあ蒔いておくか)。…盛ってるね?
ゼータとウラ、特にウラとの絡みが本当に微笑ましくて(親友になってくれ……でもそうなると裏切られるし魔王なんだよな…でもな……)と頭を抱えつつ読み進めることになった。どうしてくれるんだ。
基本的にかっこつけてるけど、ゼータに叱られたときにしゅんとするのかわいいよね。
初期3人パーティの中ではいちばん実力者ってこともあって、必然的に他2人を導く立場で頑張ってる形となり…守りたいこの景色という感情。だったのに。あんな別れとは…。

焦ってる表情、いいよね


・ゼータ

引っ込み思案毒舌純粋自由人奇行美少女。神を添えて。盛ってるね!
神をメモ帳代わりにする女。傍若無人がよ……
オーウちゃんが好きすぎてなんでも信じちゃうのはいいにしてもさすがに少しは疑うことを覚えてほしい。雪の話もそうだし、チョコレートの件とか。だとしてもだろ。
おどおど系ヒロイン可愛いね~~という感想で進んでいく…1章が終わるまでは。

頼りにしていたココにははぐれたあと会えず、軽口をたたき合えるシンは退場し、神は勝手に宿るし、仲間として仲良くなりつつあったウラは敵になるし、いろいろ教えてくれていたオーウは出たり消えたりで暗躍を始めるし…周囲の人間に振り回されまくって激動の人生を送ることとなった。陳腐な言葉だけど、要素だけ取り出せば悲劇のヒロインでしかない。辛いよ。

それでもレーダやアクマーデス、カーターと共に行動するうちに覚悟を決めて戦うことを選んで『親友』である魔王に向き合うことを決めてくれた…。
成長したというか、せざるを得なかった子だよなぁ。
最終的に3人で『ココを探す旅』に出たわけだけど、きっといつか孤独も悪も受け入れて全部を乗り越える日が来ると信じてるよ。

ここが気になる 単にもう親が天国に旅立ったという意味なのか
それとも別の関係の誰かなのか――
この女はよォ……

・ココ

最強魔道士。タメ口やめよっか。
一瞬だけプレイアブルキャラになる場面があるけど本当に最強で笑った。
宮廷内の人間は普通に話してくれるみたいだけど一般市民に話しかけるとすごい怖がられる。おまえもしや普段から暴れてるな?なにしたんだ……。
シンやオーウとはまた違って、ゼータに対して主体的に明確に好意を表してきてましたね。花畑の一場面など。
やっぱり一番付き合い長くてその分抱える想いも強かったんだろうなぁ。

そして明かされるココデシヌノーネというフルネーム。
私は素直に「あー最強キャラって持て余すしなやっぱ退場させられちゃうかー」としか考えてなかった。だがしかしそんな単純な話ではなかった。

このあとを考えると辛すぎる

・レーダ

「どういうことだ!」
数多のプレイヤーによって超絶察しの悪い男にされているであろう男。
ゼータに恋する真っ直ぐな少年。いやまっすぐすぎるだろ。もうちょいブレーキも上手く使ってくれ。でもその猪突猛進さは眩しくもあるよね。
嫌いじゃないけどあのミュージカルはあんまり擁護できないかもしれない。嫌いじゃないよ。たぶんあそこで一回ゼータの好感度めちゃくちゃ下がったよ。がんばれ。
普段のアプローチはともかく、同年代でずっと一緒にいてくれて自分を見てくれる人間であることは、あのときのゼータにとっても少しの救いになってたはず。
エピローグでの最後の旅立ち前の宣言は素直にかっこよかったからね。

追記。
ヤミノウタゲ!!ハカイノツルギ!!!相手は死ぬ!!!
彼に関しては戦闘面の話もさせてほしい。
。めちゃくちゃ頼りになる男レーダ。こいつの火力だけおかしい。うまくやれば大魔王のHPもなんなく削り取るぶっ壊れ具合(ハードモードはさすがにごり押しは厳しいけど)。覚醒してからはマジで強い。これも血筋なのだろうか。

おもしれえ男と思ったよわたしは

・アクマーデス


最推しです。かわいいね!
「ただの無害でおちゃめなおばあちゃんよ」かわいいね!
……白状すると最初はただの出オチキャラだって認識してたんですよ、都市ワリトアクマイルとのコンボで笑わせるだけの存在かなーって。あんなにOPで目立っててそんなはずないのにな!
終章でパーティメンバー入りしてからは、アトデア戦~大魔王戦とずっと大人の振る舞いで他三人をフォローしてくれて、母だった。
『見るからに強者』なおばあちゃんキャラはわりと見かける気がしますが、こういう感じで普段穏やかなのに実力者ってタイプの年配女性ってあんまりいない気がする。
新鮮だったかも。
アトデアを看取る宣言、関係性の深いオーウに対する毅然とした態度、ゼータたちを助けてくれた最期……覚悟を決めた大人でずっとかっこよかった。すき…。

バトルパートではレーダくんをメインアタッカーにすることが多かったんですが、そのめにアクマーデスさんのマカ・セータで補助するのが基本戦術で
猪突猛進なレーダくんを見守りながら補助するアクマーデスさんみたいな光景が想像出来ておいしいですね。


かわいい おちゃめ らぶ

・カーター


自称悪党おじさん。後の味方になるとはネタバレされてたけどまさか生き残るメンバーとは…。
料理上手ってのもいいよね。涙を流すほど美味いごはん私も食べたいんですけど。
拾ってもらったアトデアに恩を返すため協力してたけど、行動に疑念を抱いたらちゃんと反論できる自我を持った男。大人。
「与えられた正義なんて危なっかしい」って台詞があるけど、彼は最初から自分なりの正義・意志を持っていたんだろう。だからゼータたちについてきてくれたし最後まで戦ってくれた。
今後もゼータとレーダを見守って導いてやってほしいよ。
…アクマーデスさんと四人で暮らす道も見たかったなぁ。

説得力のある名言 よい言葉…

・オーウ


「この大噓つきがぁぁ!」byレガ
どんなときにもゼータとウラにめちゃくちゃなことを吹き込むのを忘れない嘘つきの鑑。ところでジバクソレガイキターカシってなんですか?
嘘つきなだけかと思いきや急に暗躍し始めるし、結果的に一番忙しなく動き回ってたな。
大魔王のゲームにゼータを参加させるために、旅立たせる計画を頑張って練っていたかと思うと健気ではある…か?
タラカテル編のあと、なにかとゼータの前に出てきたり消えたりして回りくどく誘導してきた彼女は、そうやってどうにか自分の意志を伝えたかったんだろうな。
でもアトデアを利用して使い捨てたのは単純に悪行だからあそこは確実に悪。
あとは…「願望を臆面もなくさらけ出せるのは羨ましい」というレーダの奇行へのセリフ。奇行で霞みがちだけど、呟いたあの一言は本心だったんじゃないかな。

わざわざこんな台詞を言わせる以上、ね
ここすき すごい神妙に言われるもんだから笑っちゃう

・アトデア


伝説の剣士とは……伝説の剣士ではあったんだがな……。
裏切られた経緯が自業自得で、こっちが裏切られた気分だぜ。…そういう?
ただカーターを拾って面倒見てたり、アクマーデスさんに料理上手かったと評価されてたり……当時から今まで慕われてはいたんじゃないかな。
もしかして伝説の剣士としての評判だけ残るようにして、悪行のことは情報統制してたかもしれない。
シン…はともかくゼータは本当に知らなかっただろうし、
同じパーティにいたラーレルが国王になってるんだからそれぐらいやれてもおかしくない。
でもそうなると悪魔関係なく情報を隠蔽するロクデモネイ宮廷になっちゃうな?
これに関しても正義か善か悪か、思考を巡らせる要素になりえる。

不死の魔力自体は魔王しか持ってないけど悪魔の契約したらその影響を受けるとかないか?不老ではないけど老化が遅くなるみたいな
伝説の勇者と呼ばれるくらいだしそのときから年月経ってるんじゃないかと思って。
アクマーデスさんのセリフも考えると「夫は不倫し体もどんどん動かなくなって~」これは病気等ではなく老衰の話でもあったのでは?
でそこにオーウが契約を持ちかけてきて強靭な体を手に入れたと。
彼らは意外と年齢不詳?あ、でもそれだとラーレル国王が外れるからこの話は違うか。
伝説と呼ばれる功績⇒悪行三昧⇒追放⇒レーダ出生
この間どれくらい空いてるのかねえ。

ここのセリフは素直に悲痛に感じる。カーターさんも裏切りたくて離反したわけじゃないんだよ…。

こちらも演じられた長峰永地さんの考察記事がございますので是非一読を。

・永遠の大魔王

親友の、真の姿は、大魔王。
ココ、シン、オーウは実は同じ人間でゼータにとっての"親友"だった。

2周目で観返すと確かに一緒に出てきたことなくて、それぞれ○○から聞いたとか又聞きの情報ばかりという。
一見すぐに気づきそうなモノなのに、目まぐるしく状況が変わるからその要素に意識が向きづらいんですよね。よく出来てる。
オーウが何かしら怪しいってのは初期から示されてはいるけど直球でん?ってなるのは、ウラが記憶喪失なことを知ってるのを指摘されたとき一瞬焦ってるところ…ぐらいか。忘れちゃうしなあこんな些細な描写。

気になったのは、三者三様に化けてるとき記憶やら完全には共有してなかったりするのかな?ということ。
最初のボロ(記憶喪失の件)もそうだけど”ゲーム”のシナリオとは別に、『ゼータに見せたい姿』『ゼータの前ではこう在りたいという姿』がいっぱいあって、それによって使い分けてたのかな、とか。

ゼータといつ出会ったんだろう。
いやココとは崖から落ちそうになった時に助けてもらったと言ってたけど、『永遠の大魔王』という存在としては別の場所別の時で運命の出会いをしていたのでは。
で今作の謎のひとつである、オーウの幻影のセリフ。
「あの時私を助けてくれていれば~」
素直に考えれば紫の帳の話。
ゼータ幼少期、あのとき魂だけの存在だったとか?見える人が限られていたとか?イマゼイを宿す者にしか見えない状態で見つけてくれて嬉しかったとか。
あの場面だけ神秘的に描かれていて読み取りが難しい。

マオ市長の語る伝説にも今思えばひっかかるところあって「1000年前に復活した」という言い回し。
これはそう伝えられるようになっただけなのか、事実なのか。
事実だとしたら『1000年前に望まぬ魔力を手に入れた魔法使い』の前にもともと魔王と呼ばれる何らかの存在があり、それが魔力として魔法使いに宿った……とかも考えられるけど。
苦痛の代償は、その根本の魔王の魂の影響みたいな…深読みしすぎかな。
事実ではないならオーウあたりがそういう逸話として広めた……と考えたり。

1000年生き続けた先で、なぜゼータに終わらせてもらおうと思ったのかは定かではないけど。
花畑で出会うということは彼女にとってやはり特別で、その少女に運命を感じて今回の”ゲーム”で死にたいと考えたんだろうか?
周囲を巻き込んで全部かき乱した以上、カーターさんの言う通り悪と断じなければならないと思うけど。
おそらくは望まぬ運命に翻弄された被害者でもあるのもまた確かだから、最後に望みを叶えて旅立っていったのは一つの救いなのかな…。

・ピックアップキャラクター


〇ラーレル
ばかな……殺められるというのか…
ココに怯えてるところで一気に好感度上がったね。
全盛期のパーティ組んでるときの話が見たいよ!私は!!!!!
前衛がアトデアなのは確信できるとして、アクマーデスとアニワウラ…ラーレルどんなポジションだったんだろう。
伝説の剣士と共に戦っていた以上かなりの実力者だったはずと思う。
アキラたちのスパイ行為と奇襲がなければタラカテルにも善戦してたんじゃないかな…。
でも政治に専念してて戦闘力は落ちてたのかもね。アキラを気に入ってたらしいしそこでも油断してたのかな。どうあがいてもロクデモネイ宮廷なのか…?

このシーンで一気に萌えキャラ度が加速した国王

〇ロス
アッ忠臣キャラ!!!!!すき!!!!!!
2章で話しかけると国王の死を悲しんでるセリフがあるんですよね、そしてそれは本心だったと。
国王を手にかけるんだというのはミスリードだろうとまでは考えたものの、正直味方側ではないと思ってた。ごめんね大臣。
上級剣士と呼ばれていたって言う通りアキラ隊長の弱点を見破りとどめを刺す活躍ぶり。もっと宮廷組の絡み観たかったぜ…

本心からの言葉だった…

〇アキラ
挙動不審すぎるだろ。明らかにスパイですわこれは…。
ヒガ・イーシャの一件、本当にしょうもない理由で人を殺す奴があるか。あれ自体は絶対大魔王からの任務と何も関係ないですよね。
悪魔形態(竜)はかっこいいのに所業が小物だぜ…。

〇マオ
謎の占い師要素のせいで混乱させられる。なんですかあの呪文は。答えろ。あっ答えてくれない…。
市長になった経緯は哀しい。
もう後戻りできなくなった状態で悪魔の契約持ちかけられたんだろうしそりゃ契約もするよなぁ。
血塊の死神の異名も姿もかっこいい。血を駆使して戦うとかみんな好きなやつ。

◇エル
お前は本当に何? 
サブキャラもサブキャラだけどさすがに言及せざるをえないってコイツさぁ!
ただ”間違える”ということは逆に正しいということなんですよね。ウラへ容疑かけるところの推理では、ちゃんと”真実ではない”ことを言ってるから。
それはそうと本当に何?

<システム面について>


――――このゲームを遊んで、ミヌヒノメ・イサククリエイターさんの親切さにあなたは一粒の涙を流した。

魔法・スキルの使い分け、チャージコマンド、バフ・デバフの多様さ、属性要素、装飾品などなど……RPGのバトルに求められる様々な要素がしっかりと搭載されていて、シナリオを上手く盛り上げる完成度の高いバトルシステムになってましたね。
個人的に行動ゲージ順であるアクティブタイムバトルの作品には触れてこなかったのでかなり新鮮でした。面白いなこれ…
ダンジョンの探索要素も定番(?)のギミックがいっぱいあったりで大手の本格RPGに決して負けてない作り込みだった。

属性の有利不利も覚醒コマンドと合わせて王道の戦略要素が組み込まれている。タイプ相性は大事だぜ。

さきほどの冒頭にも書いたように、シンセーツ(酒場のモブキャラ)の言葉通り装備が失われることなく引き継がれるようになってるのは本当に助かる……最近はそういうイライラ要素ある作品は減ってそうな印象があるけどどうなんでしょうね?
基本的に説明が欲しいところにはちゃんと説明があるし、親切オブ親切。
でも大魔法殊についてはもうちょっと説明が欲しかったかな!!!!!!!(めっちゃ無駄に強化しまくった人)(アドバイ・ススールの説明を聞き逃した人間)

キミも強襲の大魔法珠を爆盛したレーダくんのハカイノツルギですべてを破壊しつくそう!

<サウンド面について>


主題歌名曲過ぎませんか?
プレイ前とクリア後では印象が変わるタイプの曲、最高。
完全に大魔王…ココの心情を唄ったものですよね…切なく美しい。
ストーリー中で使用された各BGMも場面にあった印象深い曲ばかりでしたし、音楽面でも文句なしでしょう。
ところで主題歌担当されたというkaoriさんの情報はいずこに?

主題歌Full ver・インストverともにKSBゲームスさんのチャンネルで公開中!

<グラフィック面について>

キャラクターデザインを担当されたとりこうさんの手により超絶美麗なキャラクターが生み出されました。感謝。
通常モンスターであるツカイマはみぬひのめさんが手がけたということですが、そちらがゆるふわデザインであることも相まってその合わせ技でよりメインキャラたちのビジュアルが引き立つ相乗効果が生まれている!素晴らしい。
デザイン自体についての細かい話は上手く語れそうにないので逃げますが、各キャラの戦闘立ち絵の武器エフェクトの描き方が好きです。

↓とりこうさんのXアカウントはこちら

<キャスト陣について>

全員この子にぴったりだ……!って納得の声がずっと聴こえてくる。
素人が演技について何も語れはしませんが、みんなめっちゃ上手いんだと思う。いや上手いと言っていいはずだ。すごい!
よく知ってるVtuberの方や、前作から続投されていた方も複数いらっしゃって、でも誰がどれだか全然分からなかったし(分からないって言われるのが褒め言葉になるかは人によると思いますが褒め言葉として受け取っていただきたい)。これが声優という存在の実力か。

好きな演技はツカイマ達の声、特にムキムキノコとホットドッグ。何回も聴いちゃう。
あとゼータのダウナー声色変化とオーウの豹変ぶりとあとあと…全部!!

本作で初めてお名前を知った方ばかりですが、今後も皆さんいっぱい活躍してほしい……!

<総括・さいごに>


ストーリー・キャラ・システムどれをとっても高水準でありほとんど文句のつけようがないクオリティ…
何回も言いますけど今作本気で名作ですよ。
なんでこれが880円で売ってるんですか??????
いやでもこの買いやすい値段だから広めやすいと考えればいいのかもしれない!でもやっぱり安いよ!もっと欲張っていいのに!まだまだ盛大に売れて回らない寿司食べてほしい!

あらためて、2024年の終わりにこの作品に出会えてよかった…!
あとはパーティダスとかツカイマダスとかのやりこみ要素に挑戦していきます!
最後に。ネタ激リスペクトを込めた文章にて締めたいと思うよ!

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「あれがこの感想記事を書いた人物だよ」
「(なんて無愛想でふてぶてしくて態度の悪い記者だ。きっと読者に対するお礼の気持ちなんて持ってないに違いない…)ところで彼のお名前は?」
「ああ、彼の名はキジヨン」
「キジヨン……」
「そうだ」




「キジヨン・デクレテカンシャだ」

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